ある会社さんで評価制度の
運用が始まりました。
会社の目的を各自の目標に
落とし込んで、
目標達成に必要な項目を
抽出しました。
それによって、
なぜ、その項目で評価するのか?
が、管理職が説明が出来るように
なりました。
昨日のブログでも
組織の成果は
「人」×「しくみ」×「関係性」
だとお話ししました。
それぞれの要素の掛け合わせです。
この考え方は、
私のチームビルディングの先生
石見さんから教わったものです。
これは、すごくよく出来た考え方で、
3つの要素の掛け算という以外にも
もう少し深い意味があります。
それは・・・
組織の成長の順番も
「人」→「しくみ」→「関係性」
の順番だということです。
「人」とは、その人の「強み」です。
アイデアだったり、論理性だったり、
計画性だったり、有効性だったり
します。
何をするにも、最初は「人」です。
しかし、「強み」ばかりでは
お互いに競合し、
「強み」が打ち消されてしまいます。
「強み」を効率よく活かすには
ルールだったり、
制度が必要になります。
これが「しくみ」です。
そして、「しくみ」が出来ても
想定外のことが起こったり、
一律に扱えないことが
出てきます。
この時に必要なのが、
「調整」=「関係性」です。
「関係性」はコミュニケーションであり
違いを認めることです。
コミュニケーションが交わされることで
「関係性」が高まります。
このように「関係性」が高まると
人と人の関わり合いが増え
「人」が育ちます。
「人」が育つということは
「強み」が強化されます。
そうすると、
その強化された「強み」を
活かすためのさらなる
「しくみ」が必要になります。
ここまでお話ししたら
お分りいただけるように
「人」→「しくみ」→「関係性」
のサイクルが無限に回り始めます。
これが、
人と組織が同時に成長する!
ということです。
By 石見さん
評価制度は「しくみ」です。
「しくみ」は
「人」の「強み」を活かすためのものです。
つまり、
それぞれ、人と人が違うということ、
人にはそれぞれ強みがあるということ
を理解していないと
評価制度は機能しません。
評価制度を運用しようと
思ったら、まず、
人を育てないといけないのです。
人も育っていないのに、
評価制度だけ運用しようとするから
上手くいかないのです。
つまり・・・
「人」→「しくみ」→「関係性」
の順番が大切なのです。
評価制度を入れようとするときに
評価制度を運用できるだけ
「人」が育っているのか?
目的目標などの「しくみ」が
明確になっているか?
制度を運用するための
「関係性」は十分か?
それによって、
どこから手を付けるべきか?
が変わってきます。
人はやりながらでないと学べません!
だからこそ、
どのタイミングで、何をするのか?
がとても大切だと思うのです。
順番を間違えると上手く行かない・・・
そういうことだと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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