登山家と講演家の間

昨日、栗城さんが亡くなった
というニュースが流れてきました。

 

今年の1月に
日本合理化協会の全国経営者セミナー
でお話を聞いたばかりでした。

 

栗城さんに関しては、
冒険家として、
リスペクトされていた面と、
登山家として、
技術が未熟なのに無謀なことを
やりすぎると問題視されている面
がありました。

 

冒険家としては、
登山の様子を
WEBで生中継をするといった
新しい冒険の姿を作りました。

 

日本にいながら、
エベレストにアタックする
栗城さんに
リアルタイムにメッセージを
送るという
インターネット時代ならではの
ダイナミックさを
我々に提供してくれました。

 

その一方で、
エベレストに登ると宣言して
資金を集めては断念する
ということを繰り返していて
登山家からは問題だと
指摘も受けていました。

 

専門家からすると、
栗城さんが選んでいるルートは、
栗城さんの技術では
不可能だと言えるものでした。
(実際に断念していることからも
それは明らかです。)

 

栗城さんを非難する声は
ネットでもたくさん見受けられます。

 

個人的には
それでも、登るんだ!と決めて
チャレンジする訳だから、
栗城さんが好きにすればよいと思います。

 

応援する方も、それが分かっていて
応援するのであれば、
それでよいと思います。

 

実際に、
2012年秋のエベレスト登山で
手の指9本の大部分を失ってています。

 

栗城さんは本気だったのだと思います。

 

そんな栗城さんに励まされた人も
たくさんいたと思います。

 

「否定の壁をなくしたい!」

 

ポジティブな考え方に
感化された若者も多くいたと
思います。

 

人間、やってやれないことはない!

 

確かに、そうでしょう・・・

 

やればいい・・・

 

しかし、その結果、命を落としました。

 

やっても、できないことがあるんです。

 

栗城さんに感化された人々は
栗城さんの死を
どう受け止めるのでしょうか?

 

栗城さんには、生きて帰ってくる
責任があったんだと思います。

 

栗城さんは
人材教育もしていました。

 

講演回数は
年間80回だと言っていました。

 

人材育成にも力を入れていた
のだと思います。

 

人材教育に携わるのであれば、
生きて帰ってこないのは
無責任だと思います。

 

否定の壁をなくしたいのであれば、
生きて帰ってこなければ
なりませんでした。

 

そうでなければ、
否定の壁に負けたことになります。

 

死んでしまったら、
チャレンジはできません。

 

命があるから、
やり直せるのです。

 

死んだら終わりです。

 

私は、登山家の栗城さんを
肯定もしていないし、
否定もしません。

 

その判断の基準を
持ち合わせていないからです。

 

よく分からないのです。

 

しかし、
人として、面白みを感じていました。

 

専門家は目くじらてて怒るのかも
しれません。

 

しかし、
エベレストで死ぬことができるのは、
エベレストに行った人だけです。

 

彼がそこにいたことは事実です。

 

私にはあんなことはできません。

 

だったら、それでいいのだろう
と思います。

 

人は選んでいるのです。

 

その結果がその人の人生です。

 

心からご冥福をお祈りします。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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