なぜ、社員をクビにしてはいけないのか?

西野監督が、ポーランド戦前日会見
を行いました。

 

西野監督の隣にいたのは・・・

 

GKの川島です。

 

川島と言えば、
先日のセネガル戦で
弾いたボールが敵の選手に当たって
先制点を与えてしまいました。

 

 

ネットでは、
「川島を変えるべき!」
とずいぶん叩かれていました。

 

私もさすがに川島を変えるかな?
と思ってましたが・・・

 

西野監督は、変えませんでした。

 

西野監督は分かっていますね!

 

 

仕事柄、お客様から
こんな相談を受けます。

 

「社員をクビにしたい・・・」

 

もっとも、重い相談です。

 

正直、何度か、辞めてもらうことに
なったこともありますが、
基本、おすすめはしていません。

 

解雇はやめたほうがいい
というお話をします。

 

もちろん、法的なリスクはあります。

 

法律上、
会社は労働者を解雇することが
できます。

 

ただし、むやみやたらに
解雇はできません。

 

それなりの理由が必要です。

 

この「それなりの理由」が
社長さんが考えられているよりも
基準が厳しいのです。

 

 

だから、
「それなりの理由」がなく
解雇してしまうと、
裁判で無効とされるケースが
少なくありません。

 

無効となった場合は、
解雇したはずの社員さん
が戻ってきます。

 

この戻ってきた社員さんを
解雇できないので、お金を支払って
退職していただくように
説得をする必要があります。

 

この時に、お金がかかります。

 

という具合に、
一般的には、
お金がリスクですよ!
いうことになると思います。

 

しかし、本当のリスクは、
社員を解雇をする会社を
他の社員が見ているということです。

 

 

私はやむを得ない解雇もあるので、
解雇が悪いとは思いません。

 

しかし、
社員を解雇しておいて、
「社員は宝です!」みたいなことを
言っても、信じてもらえませんよ!
ということです。

 

つまり、「一貫性」の問題です。

 

社員さんは
社長さんが思っているより
はるかに「一貫性」を求めます。

 

今回で言うと、
「ミスをしたから交代する!」
ということを監督がやってしまうと、
「ミスをしてもいいから思いっきりやってこい!」
と言えなくなるということです。

 

川島はミスがあったといえ
その後は落ち着いて
プレーができていました。

 

いい根性しています。

 

それを監督がちゃんと見ていて、
評価をしたということです。

 

これは、
他の選手へのメッセージになります。

 

監督がちゃんと見てくれている

 

 

これ以上、選手が求めていることは
ありません。

 

西野監督、よく分かっています。

 

今日、川島は必死でプレーすることでしょう!

 

いよいよ、今晩です!

 

起こせ!ジャイアントキリング!

 

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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