先日、お客様の会社で
評価制度の会議をしていました。
その中で、社長さんは、
「ウチは減点主義にはしたくない!」
とおっしゃいました。
それを聞いた社員から
「減点主義にしたくないのは分かるけど、
ちゃんとやっている人と
ちゃんとやっていない人の区別
はして欲しい!」
という声が上がりました。
しばらく、議論がありましたが、
どうも社長さんと社員さんが噛み合って
いないので、こんなことを聞いてみました。
社長がおっしゃっているのは、
「仕事ができない人」=「悪い人」
にしたくないということですか?
そうしたら、
社長はこうおっしゃいました。
仕事が出来なくても、
一生懸命な社員もいるんです。
手を抜いているのではなくて、
本当にできないんです。
でも、そんな社員でも、
「悪い人」ではないんです。
なるほどなぁ~と思いました。
これは、「人」と「こと」を分ける
ということです。
仕事ができる、できないというのは、
「こと」です。
「人」として、
良いか悪いかは別の話です。
組織の構成として、
2:6:2の原則があります。
どんなに優秀な組織であっても
下の2割は存在します。
今の下2割が辞めても、
また、新たな2割が現れます。
そんなことを繰り返していたら、
そのうち、誰もいなくなります。
大事なことは、その下2割と一緒に
いかに業務を回していくかです。
助け合うしかないのです。
「人」を憎むと、
職場の雰囲気が悪くなります。
これは、絶対、お客様に伝わります。
さらに「失敗」を隠します。
「失敗」が責められると思ったら、
人は、隠したがりますから…
しかし、「失敗」は隠せば隠すほど、
大きな問題として戻ってきます。
会社としては「失敗」は隠さずに
言ってもらったほうが、
手の打ちようがあります。
つまり、お客様のためにも、
「失敗」を隠さず報告して
もらいやすくするためにも、
「人」を憎んではいけないのです。
さらに、評価の面でいうと、
「人」と「こと」を分けたほうが、
評価内容をフィードバックしやすく
なります。
「できていない」=「悪い人」
だとすると、評価結果を伝えることが
しんどくなって、やらなくなります。
評価制度の意味合いは
会社によって異なりますが、
人の成長をサポートするためであれば、
評価結果を本人に伝えなければ、
成長につながっていきません。
そもそも、評価制度を機能させ
ようと思うのであれば、
まずは、「人」と「こと」を分ける
ということから、徹底していかないと
会社の意図と違う結果になると思います。
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