巨人軍よ!どこへ行く?

巨人軍が4年連続リーグ優勝を
逃しました。

 

その責任をとって、
髙橋監督の辞任が決まりました。

 

その後任は・・・・

 

 

なんと、原監督。

 

5年連続でリーグ優勝を
逃すわけにいかない事情も
あると思います。

 

しかし、
これは「一貫性」がありません。

 

そもそも、原監督から
髙橋監督への交代は「若返り」でした。

 

しかし、ここで、
原監督に戻してしまうのは、
明らかにこの「ビジョン」に反します。

 

組織改革で一番大事なことは
「一貫性」です。

 

組織を変える時の
イメージは「U」の谷です。

 

何度かお話をしている
「タックマンモデル」です。

 

タックマンモデルとは、
チームが成長する段階を
4段階で説明したものです。

 

チームが成長するには
①形成
②嵐
③秩序
④成果
という4つの段階を
経るというものです。

 

 

「U」の字のように
いったん谷に落ちて
這い上がるように
成果が上がっていきます。

 

つまり、「U」の谷の向こう側に
「成果」があります。

 

だれでも、
このUの谷をくぐるのは
コワいのですが、
先に進むことができるのは、
その先にある「成果」が
イメージができるのです。

 

このイメージを信じて
一歩前に踏み出すのです。

 

これが「ビジョン」です。

 

 

組織改革の途中で、
「ビジョン」と異なる方向性を
選択をすることは
組織に大混乱をもたらします。

 

走っている車は急には止まりません。

 

それでも、原監督であれば、
その車をうまく制御できるのかも
しれません。

 

しかし、それは、組織の力ではなく、
個の力でしかありません。

 

巨人軍の組織改革は、
この決断で数年遅れることに
なると思います。

 

そもそも、
なぜ、原監督なんでしょうか?

 

 

なぜ、「ビジョン」を曲げてても、
前監督を再任させるしか
なかったのでしょうか?

 

それは、山口オーナーの
言葉に現れています。

 

「ジャイアンツの伝統を継承してほしい
と思っている」

 

つまり、「監督は『球団OB』」という
縛りをかけているのです。

 

「若返り」といいながら、
「伝統継承」のほうが大事なのです。

 

そもそも、「伝統継承」をしながら、
「若返り」をはかるということが、
難しいのです。

 

だから、高橋監督が、
「若返り」というミッションを
掲げてチャレンジしても、
「伝統継承」によって阻止されてきた
のではないか?と想像します。

 

 

以前、王選手が監督になる時に
藤田監督の元、助監督として
監督業を学びました。

 

「伝統継承」が大事ならば、
今回も、原監督の元で、
高橋助監督として学ぶことは
できなかったのでしょうか?

 

どうも、「ビジョン」の設定が
間違っているように思います。

 

つまり、
他に本当の「ビジョン」がありながら、
場当たり的な「ビジョン」を掲げると
こんなことになるのだと思います。

 

原監督は、
実力もカリスマ性もある監督です。

 

おそらく、
立て直すことはできると思います。

 

その間に、球団として、
本当の「ビジョン」を掲げられるか?
だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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