大塚家具もREBORN!

大塚家具の社長久美子氏と、
会長だった勝久氏が和解をした
というニュースが
ネットに上がっていました。

 

2015年に
株主総会の委任状争奪戦
で争って以来
4年ぶりの再会だそうです。

 

顔も合わせて
いなかったんですね!

 

なんだかんだ言っても
親子ですから
和解できてよかったと思います。

 

このニュースに接して
私は他人事に思えませんでした。

 

なぜなら、
私も祖父と和解をした過去
があるからです。

 

私は、28歳の時、
三代目として祖父の会社
に入社しました。

 

しかし、
経営方針が合わず、
祖父である会長と喧嘩して
会社を退職しました。

 

その結果、
私を信じてついてきてくれた
社員を見捨ててしまいました・・・

 

その時の話は
以前、ブログに書きました。

 

「あらためまして、瀧田です。」

https://robotjinji.com/blog/2017/01/20/%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AF%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%81/

 

しかし、その後、
その祖父と和解した話は
していなかったように思います。

 

今日は、そのことについて
書こうと思います。

 

祖父の会社を辞めた後、
私は無職になりました。

 

妻に失業保険を受給させ、
貯金を切り崩しながら
生活をしていました。

 

その後、縁があって
社会保険労務士という資格を知り、
その資格を取り、独立をしました。

 

そして、自宅を事務所にして
すぐに開業しました。

 

しかし、実務経験もない私に
社労士の仕事を依頼してくれる
お客様もいませんでした。

 

収入がないため
アルバイトをしながら
生活をしていました。

 

そんな生活を始めて、
2年が経った時です。

 

祖父の会社を辞めた時に
1歳だった娘も3歳になりました。

 

祖父とはケンカ別れですから、
その間、私と祖父は、
顔を合わせていません。

 

当然、ひ孫(私の娘)とも
会っていません。

 

そんな中、
祖父の知人を通じて、
祖父が会社の売却に失敗したことと
ひ孫(私の娘)に会いたがっている
という話を耳にしました。

 

その時になって、初めて、私は
一人ぼっちになった祖父のことを
考えることができるようになりました。

 

私は祖父から
人生の楽しみを奪ってしまった
のかもしれない・・・

 

祖父に謝りに行って、
和解ができたら、
ひ孫(私の娘)の七五三を
一緒に祝ってもらおうと考えました。

 

そして、祖父の家に行って、
土下座をして謝りました。

 

祖父はすぐに許してくれました。

 

でも、正直、完全に許してもらった
とは思っていません。

 

その後も、会社の話は
一切しませんでしたでしたから・・・

 

でも、謝って、
よかったと思っています。

 

祖父は、その5年後に亡くなりました。

 

今回の大塚家具

 

娘である久美子社長が、
父親である会長だった勝久氏に
頭を下げるカタチになりました。

 

世間では、
久美子社長に厳しい意見も
あるようです。

 

しかし、
これだけ世間から注目される中で
自分から頭を下げられるのは
勇気のある行為だと思いました。

 

幸せな家族の象徴というべき
「家具」で商売をする限り、
自身の家族も幸せでないと
「一貫性」がありません。

 

REBORNで裕治郎さんに
言われたのは、この「一貫性」です。

 

 

社員を見捨てた
お前が、
よー人事コンサル
やっとるよのー

 

自分ができんことを、
お前、客に
やらしとんじゃろ?

 

えーけ、
まずは社員に
おーてこいや!

 

裕治郎さんに言われた通りに
前の社員さんを探して
会いにいきました。

 

結果的に、みなさん、
それぞれの人生を生きて
いました。

 

そこでようやく
過去にとらわれているのは
私自身だったことに気付きました。

 

「一貫性」を保つのは
言うほど簡単ではありません。

 

人は自分の都合よく考えます。

 

「それとこれとは別!」

 

しかし、周りから見たら、
「それはおかしいでしょ!」
とすぐに分かります。

 

それを正すには、
自分に向き合わないと
いけません。

 

見たくない自分をみて
ダメな自分を受け入れる。

 

それによって
過去を浄化して
初めて前に進めるのです。

 

そのために必要なものは
「勇気」です。

 

そして、その「勇気」の源は
「ビジョン」です。

 

自分のありたい姿が
「ビジョン」として
明確になっていることが必要です。

 

「ビジョン」があるから
「勇気」がわくのだと思います。

 

結局、自分がどうなりたいのか?
が一番大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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