3回に分けてお伝えしてきた
AI時代に必要な「３つの能力」も
今回で最後です。
最後となる今回は、
⑤組織的能力
（マネージメント力とリーダーシップ力）
のお話です。
これは、簡単に言うと、
ビジョンによるマネジメント力です。
なぜ、AI時代に
ビジョンによるマネジメント力が
必要なのか？
マネジメントの対象が
変わってきたからです。
繰り返しになりますが、
AI時代に必要な「３つの能力」とは
③職業的能力
（直感的判断力と知恵の体得力）
④対人的能力
（コミュニケーション力とホスピタリティ力）
⑤組織的能力
（マネージメント力とリーダーシップ力）
の「３つの能力」です。
引用：「能力を磨く」田坂広志 著
そもそもマネジメントとは
部下を管理して成果を上げることです。
とするならば、
AI時代の上司が管理すべきは・・・
部下の
③職業的能力
（知識を知恵に変える能力）
④対人的能力
（相手に深く共感する能力）
です。
つまり、部下に
いかに「智恵」を身に付けてもらうか？
いかに「共感」してもらうか？
です。
しかし、
以前のマネジメントは、
給与や役職、権限、立場
という外的な要素を使って
いかに言うことを聞かせるか？
でした。
上司の命令に従わないと
給与を下げるぞ！
社長の言うことを聞かないと
クビにするぞ！
ここまで露骨な言い方は
していなかったかもしれません。
しかし、
外的な要素によって、
圧力をかけていたと思います。
それは、
上司が部下をコントロールするという
軍隊式のマネジメントでした。
この軍隊式のマネジメントでは、
「知恵」も「共感」も上手く
管理できません。
「知恵を出せ！」
「共感しろ！」
と強制されたところで
できるものではないからです。
また、
経営理念を100回唱えるとか
社訓を100回書き写しても
「知恵」も「共感」も
生まれないからです。
「知恵」も「共感」も
自発的に生まれるものだからです。
では、どうしたら、
「知恵」も「共感」も
自発的に生まれるのでしょうか？
それは、
自分事にする事です。
「何とか問題解決をしよう！」
「何としても目標を達成しよう！」
と思うことで「智恵」が出ます。
「問題解決でいたらいいな！」
「目標達成したらいいな！」
と思うことで「共感」が生まれます。
つまり、
自分がやりたいと
思ったことをやることで
「知恵」も「共感」も生まれるのです。
自分がやりたいこと
これが「ビジョン」です。
しかし、通常、
個人の「ビジョン」と
会社の「ビジョン」は違います。
だから、
会社の「ビジョン」が、
自分事にならないのです。
会社の「ビジョン」を
自分事にするためには、
会社の「ビジョン」と
個人の「ビジョン」をつなげる
必要があります。
つなげるというのは、
会社の「ビジョン」が達成したら
自分の「ビジョン」も達成する
と思えるようになることです。
こういう「ビジョン」があれば、
部下を外的な要素で
コントロールしなくても
「知恵」も「共感」も生まれます。
これが、
ビジョンによるマネジメント力
です。
そして、
当然のことですが、
「智恵」も「共感」も
生み出せない”AI”には
「ビジョン」によるマネジメントは
不可能です。
「知恵」
「共感」
「ビジョン」
AI時代に必要とされる
「３つの能力」はバラバラではなくて
それぞれがつながっていることが
分かると思います。
そして、
「智恵」も「共感」も「ビジョン」も
チームビルディングで
必要とされている要素です。
「智恵」の話は、
人ができるようになる
５つのステップでお話しています。
「共感」の話は、
対話の重要性でお話をしています。
「ビジョン」の話は、
組織作りのところでお話をしています。
そういう意味では、
チームビルディングが身につけば、
AIはコワくありません！
3回に分けて
AI時代に必要な「３つの能力」に
ついてお伝えしてきましたが、
言いたかったことは、
このことだったりして・・・(笑)
そんなチームビルディングの研修を
6月27日に開催します！
興味のある方は、
文末の【おしらせ】をご覧ください。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
６月のセミナーの日程が決まりました！
言い方を変えるだけで、
社内の「人間関係」が改善し、
社員が誰一人辞めなくなる
『ロボット型』組織づくりセミナー
いつもブログでお伝えしている
「効き脳」診断をしてゲームをしながら、
人と人がすれ違うメカニズムを
参加者の皆さんと一緒に学びます！
2019年6月27日（木）です。
場所は、新橋
時間は、14時半から17時半です。
http://robotjinji.com/2019/05/16/post-851/
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