その瞬間に「ミッション」がある

日本経営合理化協会
「全国経営者セミナー」で
印象に残った話をしたいと思います。

 

パン・アキモト
というパン屋さんの話です。

 

栃木の那須高原にある
パン屋さんです。

 

このパン屋さんが
世界の飢えに苦しむ子ども達を
救っています。

 

今、世界では、
6秒に1人
5歳未満の子どもが飢えで
命を落としています。

 

6人に1人が
飢えに苦しんでいます。

 

5人に1人が
1日1ドル未満で
暮らしています。

※NGO 日本国際飢餓対策機構調べ

 

栃木にあるパン屋さんが
どうやって
世界の飢えに苦しむ子ども達を
救うのか?

 

それは、阪神淡路大震災から
始まります。

 

震災後、社長の秋元さんは
2千個のパンをトラックに積んで
栃木から神戸に運びました。

 

しかし、配布に時間がかかり
現地に着いた時は6割のパンを
廃棄せざるを得ませんでした。

 

それがキッカケになって
パンの缶詰を開発しました。

 

よくある乾パンではありません。

 

フワフワのパンです。

 

震災から1年後、
防腐剤、添加物なしで3年間
保存できる「パンの缶詰」
ができあがりました。

 

しかし、
あまり売れなったそうです。

 

それが、
2004年、新潟中越地震の時に
秋元さんが現地に持ち込んだことが
キッカケに爆発的に売れたそうです。

 

各地の自治体から
注文が殺到し
工場を設立して
上手く行ったかのように思った矢先、
思ってみない連絡が入ります。

 

「賞味期限が来たので
パンの缶詰を廃棄して欲しい」

 

また、パンを捨てるのか・・・
と思ったそうです。

 

そんな時に
今度はスマトラ島で
地震が起きました。

 

「賞味期限がわずかでも
パンの缶詰を送って欲しい!」

 

それがアイデアになって、
3年の賞味期限の半年前に回収して、
それを義援物資として海外に送ろう!
という企画が立ち上がりました。

 

それが「救缶鳥プロジェクト」です。

 

今となっては、
非常によくできたビジネスモデル
だと思います。

 

しかし、実際のところは
苦難の連続だったと言います。

 

化学の知識もなく、
設備もない街のパン屋さんが
パンの缶詰を開発するなんて
無謀だと言われたそうです。

 

東日本大震災の時も
自分の会社も被災したにもかかわらず
会社の立て直しをそっちのけで
パンを焼ていて被災地に届けた
と言います。

 

そして、救缶鳥プロジェクトも
問題になったのは物流です。

 

日本政府には断られましたが、
フェデックス社の協力により
物流が実現しました。

 

街のパン屋さんですから
そこまでする必要はありません。

 

地元のお客様に
普通にパンを買っていただければ
経営が成り立ちます。

 

被災地や
世界の飢餓のことまで
考える必要はありません。

 

どうして、
ここまでやるのか?

 

それが「ミッション」です。

 

自分がやらなければ
誰がやる?

 

阪神淡路大震災の時に
食べられなくなったパンを
前にして誓ったのだと思います。

 

パンで人を救おう!と・・・

 

「ミッション」というと
難しいことのように
聞こえるかもしれません。

 

しかし、
仕事をしていたら、
必ず、お客様に
喜ばれる瞬間があります。

 

「助かりました!」

「ありがとう!」

「また、お願いします!」

 

その瞬間に
「ミッション」があるのだ
と思います。

 

そして、その「ミッション」の
純度を高めることが、
会社が生き残るために
必要なことだと思います。

 

そして、その純度を高めるのが
ブログだと思うのです。

 

ブログの師匠
板坂裕治郎さんの著書
『社長の鬼原則』

 

この本の中で
こんな話をしています。

 

人生が変わるのは、
7つのステップが必要だ!

①熱い想い

②見える化

③公表

④共感

⑤協力者

⑥覚悟

⑦変化

 

①の「熱い想い」

 

これがまさに
「ミッション」だと思います。

 

この「ミッション」を
毎日、ブログにして書くことで、
共感してくれる人が増えて
協力者が現れて
覚悟が決まり、
変われるのだと思います。

 

人が変わるためには
「ミッション」が必要だと
思うのです。

 

そして、
その「ミッション」は
意外とあなたのすぐそばにあるもの
かもしれません。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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2019年8月23日(金)です。

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