J1湘南の曹貴裁(チョウ・キジェ)監督
にパワハラ疑惑が生じています。
私のブログでも、湘南のことを
取り上げさせていただいている
だけに残念です。
パワハラがあったかどうかは、
そう感じた人がいれば、
何があったか?は、別にして、
パワハラの問題になってしまうので、
今の時点で難しくなっていると思います。
そもそも、湘南というチームは、
大企業のスポンサーがいるわけわけではなく
地元の皆さんで支えてきたチームです。
正直、お金があるわけではないので、
スター選手を連れてくることが
できません。
才能が豊かで、ユースの頃から
活躍するような選手が、
集まってくるチームではありません。
そのため、自分のチームで
選手を育成する必要があります。
そうなると、1つのスタイルを
決め打ちして、そのスタイルに合った
選手に育てる必要があります。
湘南の場合は、
それが「走り切る」というスタイルです。
そもそも、緻密な戦略を練って、
その通りに選手が動くためには、
選手に戦術を理解する戦術眼と
それを実現する技術が必要です。
おそらく、そんな戦術眼も
技術がある選手はごくわずかで、
そんな選手は有名チームが
海外に行ってしまいます。
現に湘南にいた優秀な選手は、
他のチームに移籍したり、
海外に行ってしまいました。
そのため、チームは、常に、
成長途上の選手ばかりで戦わないと
いけない状態だったのだと思います。
だから、常に、
監督は、能力ギリギリを要求をするし、
選手は、その要求に応えようと
してきたのだと思います。
何が言いたいのか?というと
やりたくて、
このやり方をしたのではなく
勝つためにはこのやり方しかなかった
のだと思います。
これは、
ハード(やり方)とソフト(組織)
の問題です。
マッキンゼーの7S
と言われるものがあります。
ハードのS
・戦略(Strategy)
・組織(Structure)
・システム(System)
ソフトのS
・価値観(Shared Value)
・スキル(Skill)
・人材(Staff)
・スタイル(Style)
これらは、
別々にあるのではなく
お互いにつながっています。
(図で見たい方はブログへ!)
つまり、
何が言いたいか?というと・・・
湘南というチームが
成果を出しているのは、
今のやり方が機能している
ということです。
一流の人材(Staff)も、
高いスキル(Skill)もない中で、
強豪チームを相手に勝つためには、
曹監督の厳しいスタイル(Style)で
選手一丸となるという
価値観(Shared Value)で
走り切るという戦略(Strategy)によって
成果を得てきたのだと思います。
これも勝ち方の1つです。
ここでは、
良い悪いを言っているのではなく
現実の問題として
このやり方で成果を上げてきた
ということです。
プロとして成果を求められる以上、
これは選択の問題だと思います。
湘南というチームが、
どのようなチームを目指すのか?
を湘南が決めることだと思います。
「走り切る」
走り切らないと
このチームには残れないのです。
それは、選手であっても
スタッフでもあっても
同じだと思います。
厳しいチームであることは
間違いないと思います。
湘南もこのやり方をしていたら
新たに選手が入ってこない
かもしれません。
逆に、このやり方を求めて、
湘南に入ってくる選手も
いるかもしれません。
選手もプロである限り、
選択肢はあります。
結局、プロですから、
一獲千金の世界です。
監督も選手も
いろいろな選択肢があって
よいように思います。
ただ、今回の出来事は、
今後の湘南というチームを考えるために
非常に大きな出来事なるのだと
思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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