この電車は高崎行きです!

昨日、「古河」にある
お客様のところに向かうために
電車に乗りました。

 

「古河」は大宮と宇都宮の間です。

 

自宅のある神奈川の川崎を
朝の6時半に出て
新橋で乗り換えて、
JR宇都宮線に乗って
大宮を経由して
9時前に古河に着くつもりでした。

 

実は、ややこしいことに
JR宇都宮線と同じ路線に
JR高崎線が走っています。

 

大宮までは一緒の路線で、
大宮で高崎行きと宇都宮行きに
分かれます。

 

 

高崎は群馬、宇都宮は栃木です。

 

ちなみに古河は茨城です。

 

 

実に、ややこしい・・・

 

新橋からだと1時間ぐらいですし
ブログも書きたいので、
グリーン席に乗りました。

 

グリーン席に乗る時は、
グリーン券を買って、
ICカードにデータを読み込ませ
グリーン席の天井のタッチパネルに
登録をします。

 

登録をすると
緑のライトがつきます。

 

 

電車は集中できるので、
夢中になってブログを書いていると
乗務員の方に声をかけられました。

 

「お客様、グリーン券を拝見します!」

 

イラッ!

 

快調にブログを書いているのに
邪魔されるとは・・・

 

グリーン券買いましたよ!
グリーンのライトがついているでしょ!
と思って、天井のタッチパネルをみたら、
緑になっているライトが
赤くなっています・・・

 

 

あれ?

 

「お客様、この電車は高崎行きです!」

 

そう言われて、自分が
宇都宮線と高崎線を乗り間違えて
いることに気付きました。

 

運命の「大宮」を通り過ぎていました!

 

このままでは
「古河」とは離れる一方です。

 

大宮に戻って、
宇都宮線に乗り換える必要があります。

 

「この電車は高崎行きです!」

 

これは、フィードバックです。

 

部下を指導する時に、
フィードバックは有効です。

 

しかし、
フィードバックを
正しく使っている上司の方は
少ないように思います。

 

フィードバックの元々の意味は
大砲でマトに当てる技術のことです。

 

大砲はライフルのように
狙って撃つことができません。

 

撃ってみて「的」とどれだけ
離れているか?
を観測し修正して打ちます。

 

『的』とどれだけ離れているか?
がフィードバックです。

 

だから、
フィードバックが機能するためには、
相手が何を「的」にしているのか?
を知っておく必要があります。

 

おそらく、乗務員さんは、
私が宇都宮方面に行こうとしていたのを
知っていたのだと思います。

 

だから、

「お客様、この電車は
(宇都宮行きではなく)高崎行きです!」

と言ったのです。

 

これを言うだけで
「大宮に戻って宇都宮線に乗り換えて下さい!」
という必要はありません。

 

「高崎行きです!」と言われれば、
自分が間違っていることに
気付きますから・・・

 

フィードバックは、
判断や評価をすることなく、
ありのままを相手に伝えて、
自分で考えて自分で行動できるように
行なうものです。

 

これが、
アドバイスをしてしまうと、
アドバイスされたことをしようとします。

 

つまり、言われたことをして
自分で考えなくなります。

 

これでは、人は育たないのです。

 

人が育つというのは、
自分で考え、判断し、行動する
と言うことです。

 

だから、
もし、自分の部下が育っていない
というのであれば、
それはアドバイスのし過ぎかも
しれません。

 

フィードバックを活用し、
自分で考え、判断し、行動できるように
することが大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとございます。

 

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