研修で罠を仕掛けたいわけではありません!

お客様から研修の仕事を
受けると研修の設計をします。

 

お客様に研修後のゴールを
ヒヤリングして
その状態になるように
研修内容を検討します。

 

その時、いつも、
複雑な気持ちになります。

 

というのは、
人はコントロールされたくない
と思っていると私は考えています。

 

だから、
コントロールしたくありません。

 

しかし、
研修を設計している時点で
すでにコントロールをして
いるのではないか?
と思うのです。

 

研修で、こんなことを伝えたら
こんな風に考えるはずで・・・

 

この状況下で、
ゲームができなければ、
こう思うに違いない・・・

 

そうしたら、
明日からこんな風に
行動が変わるのではないか?

 

みたいな感じです。

 

まるで、
罠をかけているような・・・

 

罠を仕掛けられていると思うと
気分のよいものではない
と思います。

 

しかし、コントロールしないと
人を変えることはできない・・・
(期待された成果を上げられない・・・)

 

このジレンマを
どうやって解決するのか?は
なかなか悩ましい問題です。

 

研修を依頼する側としては
成果を保証して欲しい!
(社員を変えて欲しい!)

 

しかし、
保証するというのは
コントロールすることです。

 

罠を仕掛けて捕獲する
ようなものです。

 

それはやりたくありません。

 

しかし、
コントロールをしない
ということは、
成果を保証できない
ということです。

 

研修をやったからといって
成果が上がるとは限りません
と言わないといけません。

 

お金と時間をいただいて
研修をする側が
こんなことを言っても
良いのだろうか?と思います。

 

しかし、
学んでいる社長さんほど
このことを理解しています。

 

人が変わるには
5つのステップがあります。

 

知らない

知っている

やってみる

わかる

できる

している

 

研修で新しい知識を
学んだところで、
「知っている」だけの話です。

 

「知っている」だけでは
「できる」ようになりません。

 

自転車が倒れない理屈を
知っていても
乗れるようにはなりません。

 

「知っている」から
「できる」までの間には、
「やってみる」
「わかる」
というステップが必要です。

 

このことに気づいてから
研修の設計をする時に
設計はしますが
結果をコントロールしない
ことにしました。

 

「やってみよう」と思わない限り
「できる」ようにならないからです。

 

そのかわり、
「やってみよう」と思えるように
楽しく学べるようにしています。

 

そのためには・・・

知りたくなる順番に伝える・・・

やってみたくなるように伝える・・・

これが大事だと思っています。

 

結局、やってみないことには
「わかる」ようにならなくて、
「わかる」ようにならない限りは
「できる」ようになりません。

 

だから、
やりたくなるように
研修内容を設計して、
あとは、社長さんも社員さんも
研修で学んだことをやってくれると
信じるしかないと思います。

 

結局、コントロールすることなく
成果を上げるためには、
みなさんを信じるしかありません。

 

そして、信じてもらうためには、
コンサルタントとして
「一貫性」が求められます。

 

それは、
社長さんだけ良くなるのはなくて、
社員さんだけが良くなるのでもなくて、
社長さんも社員さんも良くなるということに
対して誠実である
ということだと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとございます。

 

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