可能性を高めるのが私の仕事

仕事柄、経営者の方から
重い相談を受けることがあります。

 

その時に心がけていることは
その決断の可能性を高める
ということです。

 

そもそも決断というのは、
迷わない内容であれば、
決断するまでのことはありません。

 

迷っているから
決断をしなければならないわけで
相談を受けるわけです。

 

ということは、
何を決断したとしても、
それを実現するのは難しいのだと
思います。

 

そうなった時に
その実現の可能性を高めることを
心がけるのですが、
その時に何を考えるのか?
というと・・・

 

決断の「先」を考えます。

 

ほとんどの場合、
目の前の問題を解決しよう
として決断をします。

 

そうすると、
今を基準に決断します。

 

今を基準に決断すると、
目の前の問題から離れようとします。

 

問題を遠ざけるのが
一番簡単ですし、
問題が遠のけば
解決した気持ちになるからです。

 

しかし、
遠のいただけでは、
問題そのものは解決しません。

 

しばらく時間が経つと
また同じような問題が起こります。

 

だから、
決断の「先」を考えるのです。

 

決断の「先」を考えるというのは、
結局、どうなりたいのか?を
明確にすることです。

 

決断を迫られているというのは、
自分で決めていないから
決めなければならなく
なっているわけです。

 

そもそも、
自分から決めていれば、
決断はしなくてもよいはずなんです。

 

その前に判断ができているので・・・

 

判断ができないというのは
こうしたい!という意志が
明確になっていないのです。

 

だから
決断の際に大事なのは、
望んでいることは何なのか?
を明確にすることです。

 

そして、
良い悪いで判断するのではなく
その決断が望んでいることに
近づいているか?どうか?
を考えることが必要です。

 

20年前、
祖父の会社にいる頃に
日創研という研修会社で学んだことで
今も忘れずに残っている言葉があります。

 

選択とは・・・

成果が出る方向に意思決定すること

 

どっちにするか?
という問題ではなく、
その選択で成果が出るのか?
を考えることが大事だということです。

 

だから、
悩んでいる経営者の方に
成果が出る可能性の高い選択を
してもらう・・・

 

そのために、
少しでもやりたいと思うことを
選択してもらうことが
大事だと思っています。

 

そのやりたいと思うことを
明確にするために
質問をしたり、
考えてもらうようにしています。

 

結局、やりたいと思うことでないと
成果は出ませんから・・・

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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