厳しく指導して下さい!

最近、お客様の会社で
新入社員の指導を依頼される時に
こう言われることが多いです。

 

厳しく指導をして下さい!

 

今は、指導のやり方を間違えると
「パワハラ!」と言われて
しまいます。

 

上司もうかつに注意できない
のだと思います。

 

だから、
私のような外部の人間に
厳しく指導をして欲しいのだと
思います。

 

しかし、
厳しく指導したらやる
ってどうなんでしょうか?

 

人が動く理由は2つです。

 

「不快」を避けるか?

 

「快」を求めるか?

 

厳しき指導したらやるは、
「不快」を避けるということです。

 

それはそれで「やる」ので
その時は良いのですが、
また、やらなくなります・・・

 

つまり、
「不快」を与え続けない限り
やらないのです。

 

外部の人間に
厳しく指導をして下さい!では、
なぜ、解決しないのでしょうか?

 

それは、外部の人間は、
常に会社にいないからです。

 

多くても、月に1回、
研修だったらその場限りです。

 

常に「不快」を与えられません。

 

それでは、問題は解決しません。

 

では、
どうしたらよいのでしょうか?

 

「快」を求めるようにする
ということです。

 

ここで問題なのは、
「快」が人によって違う
ということです。

 

人には、
5つの基本的欲求が
あると言われています。

 

愛・所属の欲求
人を大切にしたい!されたい!
人が大好き!誰かと一緒にいたい!
一緒に働く人が重要!

 

力・価値の欲求
認められたい!役に立ちたい!
勝ちたい!結果を残したい!
賞賛されたい!

 

自由の欲求
自分で判断したい!変化!
人にあれこれ言われたくない!
自分で選びたい!

 

楽しみの欲求
楽しみたい!笑いが大切!充実感!
やりがいのある仕事!
関心が高い!好奇心が高い!

 

生存の欲求
安全な環境にしたい!
平穏で安定が得たい!
住環境や家族のことが大切!

 

「快」を求める
ようにするという時に
相手がどれを求めているのか?
を意識していないと
ピントがズレます。

 

ほとんどの場合、
自分の「快」を基準にして
相手にアドバイスをするので、
アドバイスを受け入れてくれません。

 

では、どうしたらよいのか?

 

相手の「快」を質問することです。

 

つまり、「どうしたいのか?」
を質問することです。

 

こういう話をすると、
会社の望んでいる方向と
本人が望んでいる方向が
違っていたらどうするんですか?
という質問をいただきます。

 

この時の答えは2つです。

 

1つは、間違いを正す。

 

あまりにも違っていたら、
正すしかありません。

 

しかし、
人は正されたくないので
これは上手く行きません。

 

もう1つは、
違っていてもやってもらう。

 

その結果を振り返って
「快」に近づいているか?
を確認してもらう。

 

近づいていないのであれば、
別の行動をしてもらう。

 

こうして自分で気付いて
自分で決めてやってもらうのが、
今どきの指導です。

 

これって、結局、
コーチングとフィードバックです。

 

つまり、
経営者なり、上司なりが、
コーチングとフィードバック
ができるようにならないと
今どきの若い社員の指導は上手く行かない
ということなんです。

 

今、大阪でやっている
チームビルディング経営塾では
そんなことを伝えようと思っています。

 

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今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!

 

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