今期のドラマは
なかなか面白いものが多いです。
中でも「同期のサクラ」は
非常ーにいい!と思います。
ストーリーは・・・・
北の小さな離島から
一人上京した主人公 サクラ。大手ゼネコンの入社式で、
私の夢は、故郷と本土を夢を結ぶ
橋を架けること!
と社長に宣言。夢に向かって、
脇目もふらずに突き進むサクラに、
最初は、冷めていた同期達も、
次第に巻き込まれていくしかし、
配属に影響する大事な新人研修で
社長の理不尽な言動に、
サクラの「忖度できない」性格が
思わぬ事態を引き起こす・・・。これは、
どんな逆境にも自分を貫いたサクラと、
その同期たちの10年間の記録ー。
自分が正しいと思ったことを貫く
主人公のサクラがまぶしくもあります。
自分が正しいと思ったことを
貫こうとすると周りと衝突します。
衝突するごとに、
周りに迷惑をかけ、
周りからは「大人になれ!」
と言われます。
しかし、結果として、
「大人になれ!」と言っているほうが
自分に正直でなかったことに
気づきます。
そんなサクラに感化されて、
周りは正直に生きることを選択します。
それによって、
不遇な目にあったり、
つらい思いをするのですが、
自分らしく生きていることで
成長していきます。
もちろん、
ドラマですので、
現実はこんなに上手くいきません。
しかし、
現実でないゆえに
現実に妥協している自分との
ギャップを突き付けられます。
正直、見ていて
辛くなる時があります。
毎回、サクラが故郷にいる
じいちゃんにアドバイスを求めます。
すると、サクラのじいちゃんから
『いい言葉』がFAXで送られてきます。
今回の『いい言葉』は・・・
生きていれば
辛いことだらけだでも
人生で一番辛いのは
自分にウソをつくことだ
キツイ言葉です。
この言葉を見て
ふと思ったことがあります。
先日、お客様の会社で
若手の社員さんと面談した時の話です。
社長さんからは
どうも「やりたいこと」がないようだから
瀧田さんから話をしてほしい!
と言われました。
私も若い頃は
「やりたいこと」がなかったから
その社員さんに共感できるかな?
と思って話を聞きました。
しかし、
どうも共感できないのです。
私の若い頃も
「やりたいこと」がなかったですが、
見つけようとしていました。
自分にしかできないことが
あるはずだ!
と信じていました。
しかし、
私の目の前にいる若者は
どうも「やりたいこと」を探している
ようにも思えないのです。
なんといいましょうか?
「やりたいこと」がないことへの
苦しみのようなものが
感じられないのです。
なんでなんだろう?って、
その時は不思議に思いました。
でも、今回の「同期のサクラ」の
じいちゃんの言葉を見て
分かったような気がしました。
「やりたいこと」があっても
それで生きていくことができないなら
「やりたくないこと」をしてでも
生きていかなければなりません。
それは
自分にウソをついている
ことになるので辛くなります。
辛いからこそ、
「やりたいこと」をみつけて、
「やりたいこと」で生きていけるように
努力をするのです。
しかし、別の考え方もあります。
「やりたいこと」が明確でないほうが
楽なんじゃないか?ということです。
変に「やりたいこと」があると
「やりたいこと」ができないギャップに
苦しむことになります。
それであれば、いっそのこと、
「やりたこと」が曖昧なままのほうが
「やりたいこと」と
「やりたくないこと」とのギャップに
苦しまなくてもいいのではないか?
あの若者は、
そんな風に考えているのではないか?
と思えてきました。
そのことを若者に
聞いたわけでもないですし、
若者が意識しているかどうか?は
分かりません。
しかし、今がそこそこ、
満たされていれば、
「やりたいこと」なんて
見つけようとしないと思うのです。
そう考えると、
若者と一緒に働くためには、
「やりたいこと」を探せるようになる
ところから始める必要があると思います。
豊かさゆえの悩みですね!
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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