自分のやっていることがビジョンにつながる実感を持つということ

昨日は、チームビルディングを
学んでいる仲間と一緒に
ブラインドサッカーを学びました。

 

ブラインドサッカーとは、
視覚障がい者のために考案された
5人制サッカーです。

 

鈴の入ったサッカーボールで
フットサルのコートでプレーをします。

 

ゴールキーパー以外は
全盲の選手がプレーします。

 

弱視の選手が主にプレーするのが
ロービジョンフットサルと呼ばれ
障がいによりクラスが分けられます。

 

ブラインドサッカーを体験したければ、
日本ブラインドサッカー協会さんに
講師を派遣してもらうか、
体験会に参加することで、
体験することができます。

 

JBFA(日本ブラインドサッカー協会)
http://www.b-soccer.jp/

 

当たり前の話ですが、
いきなりブランドサッカーが
できるわけがありません。

 

目隠しをして、
ボールを使わずに、
ワークをしながら少しづつ慣れていきます。

 

いろいろなワークをしたのですが、
印象的だったのが、
目隠しをした状態で、
血液型ごとのチームを作る
というワークです。

 

今回、17名いたのですが、
バラバラに座っていたメンバーが
どうやって血液型ごとのチームに
分かれるのか?

 

皆さんなら、どうしますか?

 

私は、まず、自分の血液型を
声に出して、同じ血液型の仲間を
集めようとしました。

 

すると、
みんなが同じことを
考えていたようで声がかぶって、
どこで何を言っているのか?
まったく分かりませんでした。

 

だから、
周りの声を聴きながら、
自分も声を出すようにすると、
だんだん、コミュニケーションが
とれるようになってきました。

 

当たり前の話ですが、
大事なことだと思いました。

 

言いたいことを言ったとしても
同じくらい聞かないと
相手のことがわからないし、

 

聞いているばかりでも、
相手には自分のことは伝わりません。

 

結局、自分一人では
何もできないのです。

 

学びもそうだったのですが、
日本ブラインドサッカー協会の活動
も素晴らしいと思いました。

 

講師に来てくれた方も
健常者の方と視覚障がい者の方が
ペアで来てくれました。

 

健常者の立場と
視覚障がい者の立場で
教えてくれました。

 

最後にこんな風に
おっしゃっていたのが
印象的でした。

 

視覚障がい者が
杖を持って歩いているのは、
足元を確認するためだけではありません。

 

視覚の障害があることを
周りの方に認識してもらうために
持っています。

 

皆さんがワークで経験したように
ちょっとした「ひと声」が、
安心感を与えます。

 

どうか、
杖を持っている人を見かけたら
「ひと声」かけてください。

 

今まで、杖を持っている人を
見かけたときに、
どのように声をかけてよいのか、
分かりませんでした。

 

しかし、今回、
ブラインドサッカーの体験を通じて
ちょっとした「ひと声」でも
役に立てることが分かりました。

 

こういうことを
サッカーを通じて、
楽しく伝えられるというのが、
素敵だな!と思いました。

 

最後に、
日本ブラインドサッカー協会
のビジョンとミッションを
紹介したいと思います。

 

【ビジョン】
ブラインドサッカーを通じて、
視覚障がい者と健常者が
当たり前に混ざり合う社会を実現すること

 

【ミッション】
ブラインドサッカーに携わるものが
障害の有無にかかわらず、
生きがいを持って生きることに寄与すること

 

≪視覚障がい者と健常者が混ざり合う社会≫

あなたは、街で目の見えない人が
道に迷っていたらどんな行動をとりますか?

あなたが店員さんで、
目の見えないお客さんがいた
らどんな声をかけますか?

あなたには、
目の見えない友人はいますか?

目の見えない人が道に迷っていたら、
目の見える人が当たり前のように彼らのサポートをする。

目の見えない人が大型デパートへ行っても
店員さんが丁寧にお店の案内をしてくれる。

週末、目の見えない友人と
「いつもの休日」としてお酒を飲みに出かける。

ほんの一例ですが、

多くの人がこれを「当たり前」と捉えるようになれば
『視覚障がい者と健常者が混ざり合う社会』へ
一歩近づいたのだと思います。

そしてそのきっかけが、
「目の見えない人も目の見える人も
大好きなサッカーを一緒に楽しむこと」
であるよう私たちは望んでおり、
それを実現できるのが
ブラインドサッカーなのだと信じています。

 

私は、
ビジョンとミッションを理解するために
映像として共有することが大事だと
思っています。

 

短い言葉で言い表すことも
大事なのですが、何よりも大事なのは、
言いたいことが映像で伝わることです。

 

そう考えた時に
【ビジョン】【ミッション】に続く
≪視覚障がい者と健常者が混ざり合う社会≫
の文章が大事だと思っています。

 

どんな風になっていればよいのか?

 

何のためにやるのか?

 

それを派遣された講師の方々も
それがイメージできるからこそ、
派遣された講師の方々が体験者にも
【ビジョン】と【ミッション】を
伝えられるのだと思います。

 

あらためて、
自分のやっていることと
ビジョンがつながっていることが
大事なのだと思います。

 

思いを持っているからこそ
良い仕事ができる!

 

ブラインドサッカーを通じて
大事なことを教えてもらいました。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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