わたしの彼は左きき

若い人は、このタイトルを見ても
なんとも思わないと思います。

 

実は、これは曲のタイトルです。

 

麻丘めぐみという
70年代のトップアイドルの曲です。

 

わたしの彼は左きき

https://www.youtube.com/watch?v=4nsv-pVgxdg

 

72年デビューだそうですから、
71年生まれの私にとっても、
直接記憶にありません。

 

それでも、何かあるごとに
流れていたのでしょう・・・

 

なんとなく頭に残っています。

 

さて、
なんでそんな話になったか?
というと・・・

 

先日、チームビルディングの
読書会でこの本を読みました。

 

「両利きの経営」

 

この本が言いたいことを
簡単にまとめると・・・

 

事業を興して
顧客のニーズをとらえて、
売上が上がり、規模が大きくなっていくと
効率を上げたり、
安定を求めるようになります。

 

今の商品やサービスを進化させて、
延長線上をよく角度高く
よりスピーディーにいくか?
ということに意識が向きます。

 

しかし、
今の時代は、時代の流れが早く
新しいものが次々と生み出されます。

 

その延長線上が必ずしも
ハッピーとは限りません。

 

例えば、デジタルカメラ。

 

発売されてしばらくは、
フィルムのいらないカメラとして
爆発的に売れました。

 

フィルムカメラを圧倒し
デジタルカメラがカメラの主役と
なりました。

 

しかし、まもなく、
携帯電話にデジタルカメラが
組み込まれることで、
デジタルカメラはその主役の座を
携帯電話に奪われました。

 

このように次々と
新しいものが生まれてくる時代において
今ある事業をよりよくする活動と
新しい事業を立ち上げる活動を
同時にしなければ、
生き残れない時代になりました。

 

よく事例に出されるのが、
富士フィルムです。

 

デジタルカメラの出現により
フィルムの需要が急激になくなりました。

 

企業が存続すためには
新しい事業を始めなければなりません。

 

それが簡単ではないことは、
世界最大のフィルム会社コダックが
経営破綻したことからも分かります。

 

今ある事業をやりながら、
あたたらしいことをやるって
難しいのです。

 

しかし、
それをしないと生き残れない・・・

 

だから、両利きの経営が必要だ
というわけです。

 

この本は、
イノベーションを繰り返し
生き残っている企業を研修して
両利き経営のやり方を解説している本です。

 

人には強みと弱みがあります。

 

新しく事業を
立ち上げることが得意な人は、
事業を継続、発展させていくことは
苦手です。

 

逆に、今ある事業を
継続、発展させていくことが得意な人は
新しい事業を立ち上げることが
苦手です。

 

両利き経営って、
このお互い、違うタイプの人間が
どうやって協力するか?
という話です。

 

そういう意味では、
チームビルディングです。

 

お互いの凸凹を補い合って
成果を出す!
ということです。

 

そのポイントは4つあると
筆者は言っています。

 

その4つを知りたい人は
この本を読んで下さいね!(笑)

 

チームビルディング的にいうと
次の3つです。

 

①共通のビジョンを描く

②一緒にいる仲間を信じる

③対話を続ける

 

それぞれについてお話したいと思います。

 

①共通のビジョンを描く

 

その考え方が合わない人間が
協力してやっていくのか?
足を引っ張り合うのか?を決めることです。

 

足を引っ張りたいなら引っ張り合えばいい

 

それでうまくいなくなら・・・

 

そうでないなら、
協力したほうがよいと思うのですが・・・

 

その時にお互いに協力している
ビジョンを描くことが大事です。

 

②一緒にいる仲間を信じる

 

共通のビジョンを描いて
お互いの目標達成を支援するわけですが、
合わないので、衝突します。

 

その時に、相手に悪意がない・・・

 

つまり、
自分と同じように違いに戸惑っている
と思えるか?どうかです。

 

相手を信じられるか?どうか?です。

 

やり方は違っても、
目指していることは一緒だと
思えるか?どうか?

 

そのためには、
お互いが誠実でないと上手くいきません。

 

③対話を続ける

 

結局、お互いが合わないので、
何を考えているか?が分かりません。

 

だから、自分がどう思っているのか?
を表現しないといけません。

 

人は自分が思いたいように思います。

 

相手の話を聞かないと
相手を悪いように思います。

 

そこは、根気よく話をして、
相手の真意を理解することが必要です。

 

以上です。

 

チームビルディングのコンサルティングで
何をやっているの?
と聞かれることが多いのですが、
実は、これをやっています。

 

【ステップ1】
人と人の違いを理解して、
お互いの強みと弱みを理解する。

 

【ステップ2】
共通の目的を達成するために
お互いの強みと弱みを補い合う。

 

【ステップ3】
補い合うために
コミュニケーションをする。

 

このサイクルをグルグル回してくことで
組織のレベルを上げていきます。

 

書くと簡単のようにように思えますが、
やっている最中はとてもシンドイです。

 

自分と違うものを受け入れるって
大変なんです。

 

その違いを愛おしく思えれば
上手くいくのだと思います。

 

小さくなげキッス するときもするときも
こちらにおいでと 呼ぶときも呼ぶときも
いつでもいつでも彼は 左きき
あふれる涙を ぬぐうのもぬぐうのも
やさしく小指を つなぐのもつなぐのも
いつでも いつでも彼は 左きき

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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