人の話を聴けない人に自律的な組織は作れない

昨日のブログで
人の話を聴けないと人間関係が壊れる
という話を書きました。

 

U理論でいう
上に行く状態になると
相手を見たり、相手の話を聴かなくなり
相手を理解しようとせずに
相手を悪者だと決めつけ
人間関係が壊れます。

 

こうならないためには
U理論でいう
下に行かなければなりません。

 

では、どうしたら、
下に行けるのでしょうか?

 

下に行く順番は・・・

 

「ダウンローディング」
起こった現象を認識する段階です。

ここで自分にとって
都合が悪い、観たくない場合は、
「上」に行きますが、
今回は「下」に行きます。

ここがスタートです。

「保留」
自分の心の中に浮かんだ考えや
正誤、善悪の判断を保留します。

思考のスピードを落として
じっくり考えます。

「観る」
起こっている状況をよく観る
ということです。

相手の言っていることを
そのまま受け止めます。

「視座の転換」
見えないものを見ようとする
ことです。

ルービックキューブの裏側を
見ようとすることです。

「感じ取る」
見ようとすると、
なんとなく相手の意図が感じ取れる
ようになります。

「手放す」
立場やプライドを脇に置いて、
自分の判断や思い込みを手放します。

「プレゼンシング」
今まで見えなかったことや
感じ取れなかったことが
湧き上がってきます。

ルービックキューブの
裏側が見えてくる感じです。

「迎え入れる」
湧き上がってきたものを
受け入れます。

こんなことかな?と
ぼんやり見えてきた段階です。

「結晶化」
ぼんやりしていたものが
だんだん形になってくる感じです。

湧き上がってきたものが
形になってきます

「具体化」
ぼんやりしていたことが
行動レベルで具体化している感じです。

こういうことをしたらいいのかな?
と思えてきている段階です。

「プロトタイピング」
試行錯誤している状態です。

アイデアとして固まってくる段階です。

「実体化」
ようやくハッキリした状態です。

文字で表現できるようになります。

「実践」
何をしたらよいのか?明確で、
行動できるようになっている段階です。

 

こんな風に書くと、
スピリチュアルな感じがするかも
しれませんが、

 

よくわからなかったことが
急に霧が晴れたように
理解できるようになった!
という経験をしたことがある
と思います。

 

それが「プレゼンシング」です。

 

ただ、「プレゼンシング」を
意図的に起こすのは難しくて、
「プレゼンシング」が起きるまで
根気よく、待つしかありません。

 

この時に大事なことは
「聴く」ことです。

 

相手の心に焦点を当てている状態
相手の気持ちを考えながら
「聴く」ことです。

 

ここで聴けないと、
上に行ってしまうので、
「プレゼンシング」を起こすというより
上に行かないように聴けるように
なることが大事です。

 

つまり、下に行くは、
人の話を聴けるようになることが
必要なのです。

 

ここまで3回にわたり
「聴く」について書きました。

 

なぜ「聴く」にこだわるのか?
というと・・・

 

自律した組織を作ろうとすると
人の話を聴くことが必要だからです。

 

言われたことだけやる組織なら
聴く必要はありません。

 

言われたことだけやればよいので・・・

 

しかし、自律して
自分で考えて自分で決めてやる
という組織にした時に、
必ずしも、社長が考えている通りに
社員は動きません。

 

そうなった時に、
イライラするのは分かりますが、
上に行ってしまうと人間関係が壊れ、
組織が壊れます。

 

そこで、相手の話を聴いて、
何が伝わっていないのか?
できない理由は何なのか?
相手の背景を理解して、
目標達成のために、
新しい未来を一緒に作っていくことが
必要です。

 

新しい未来なんていうと
青臭く聞こえるかもしれませんが、
社長の考え100%でもなく
社員の考え100%でもない
新しい選択をすることが、
これまでと違う組織を作ります。

 

こういう組織が
答えが一つでない問題を
解決できる組織になるのです。

 

そういう組織にしていくことが
私がやっているチービルディングであり、
組織開発なんです。

 

だからこそ、
私は「聴く」ことを大事にしています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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