見えないものをを見る力を身につけるには?

友人である
税理士のあべきさんに連れられて
鹿児島の知覧に行ってきました。

 

あべきさんのHP
https://www.office-emp.com/

 

知覧と言えば、
特攻隊の基地の1つです。

 

二十歳にも満たない若者が
国のため、家族のため、
自らの命をかけて、
敵の戦艦に体当たり攻撃を
しかけました。

 

知覧に来るのは、
今回で3回目ですが、
今回は、あべきさんが
レクチャーをしてくれたので
違う意識で見ることができました。

 

それは・・・

 

「視座」です。

 

「視座」というのは、
ものをみる姿勢や立場のことです。

 

事実というものは変わりませんが、
それを見る人によって違って見える
ということです。

 

展示物の中で
岡部三郎少尉のハチマキ
が展示されてありました。

 

岡部三郎少尉は、
パイロットを養成する養成所
の先生でした。

 

特攻するに際し、
教え子からメッセージの入った
ハチマキをプレゼントされます。

 

そのハチマキをして
特攻し、敵艦に体当たりしたのですが
戦闘機の爆弾が爆発せず、
機体と遺体が敵艦に回収されました。

 

この敵艦に乗っていた
アメリカのブラッケン中尉が、
遺体にまかれたハチマキに気づき、
戦後、このハチマキを遺族に
返したという話です。

 

詳しくはコチラをご覧ください。

知覧特攻平和会館
特攻隊員の紹介
http://www.chiran-tokkou.jp/learn/pilots/Okabe.html

 

自分の乗っている戦艦に
体当たりしてきた
戦闘機のパイロットですから
憎いはずです。

 

爆弾が爆発すれば、
自分の命が奪われていたかも
しれません。

 

だから、
このハチマキを遺族に返そう
という発想そのものが
おかしいと思うのです。

 

しかし、
このブラッケン中尉は
このハチマキを遺族に渡したい
と思ったのです。

 

これが「視座」の転換です。

 

この特攻したパイロットにも
親や子がいるだろうから、
遺品を渡してあげよう・・・
と思ったのです。

 

これは、
いつもブログに書いている
ルービックキューブの話です。

 

6面あるルービックキューブ

 

どう頑張っても、
3面しか見ることができません。

 

必ず、見えない面が存在しています。

 

見えているものだけで判断すると
判断を間違えるかもしれない・・・

 

だから、
視座の転換が必要なのです。

 

しかし、
この視座の転換が難しいです。

 

自分の裏側にあるものは
見えませんから・・・

 

しかし、
このブラッケン中尉には
裏側が見えたのです。

 

それはなぜでしょうか?

 

ブラッケン中尉の言葉は
残っていないので、
想像でしかありませんが、
おそらく・・・

 

自分も同じだったからでは
ないでしょうか?

 

つまり、自分が死んだときに、
親や子に遺品を届けてほしい!
と思ったからではないか?
と思うのです。

 

立場は違えども、
人として同じだと思えれば、
見えないものも見えてくるのだと
思います。

 

組織において、
対立が起こるのは、
自分の裏側が見えてないからです。

 

営業部は
製造部のことが分からない。

 

製造部は
営業部のことが分からない。

 

それぞれに自分の正しさを
主張し合います。

 

でも、そこに正解はなくて、
立場が違うもの同士、
どうやって協力するか?
しかないのです。

 

つまり、
同じ会社の人間だと
思えるか?どうか?です。

 

戦争中に
命を懸けて戦っていた者同士が
できたのですから、
我々ができない訳はないと
思うのです。

 

いや、
本当に命を懸けているからこそ
分かり合えるものなのかも
しれません。

 

そう言えば、
多くの特攻隊員の面倒をみた
富屋食堂のトメさんが、
VTRの中でこんなことを言っていました。

 

特攻隊の隊員さんたちは
みんな優しいです。

 

命と向き合うことで
自分というものが分かるのだと
思います。

 

そして、
自分のことが分かっているから
相手のことも理解できるのだと
思います。

 

つまり、
見えないものを見る力を
身につけるには、
まずは自分を知ることだと思いました。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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