昨日は、運転免許証の更新に
行ってきました。
運転する機会も少ないので
優良運転者として
30分の講義で終わりです。
ありがちな動画を見るだけ
だと思っていたのですが、
なかなか、どうして、
この動画が勉強になりました。
ブログに書こうと、
動画を見ながら
メモを取っていたので、
教官からおホメいただきました(笑)
動画の内容は、
「どうして事故が起こるのか?」
というお話でした。
事故が起こる原因には
2つの要因があるそうです。
「直接要因」と「背後要因」です。
「直接要因」は
スピードを出しすぎた・・・
歩行者に気づくのが遅れた・・・
携帯電話が鳴ったので取ろうとした・・・
これらは事故の原因に
結び付くものです。
それに対し、
「背後要因」は
約束の時間に遅れそうだった・・・
睡眠不足で疲れていた・・・
携帯電話が鳴ると無意識に反応してしまう・・・
これらはそれ自体は
原因に結び付くものではありません。
しかし、
「事故」をその背後に隠された
より根深い問題の「結果」
と理解すると見方が変わってきます。
事故は起こるべくして
起こったということになるからです。
一般的に、問題解決をしようとすると
「直接要因」を解決しようとします。
車の事故でいうと、
スピードを出さないようにしよう!
よそ見をしないようにしましょう!
運転中は携帯は出ないようにしよう!
とか・・・
たしかに、その通りだし、
その通りできればよいのですが、
人間は自分をコントロールできません。
その根本のところを
解決しなければ
本当の解決とは言えません。
これは、
「氷山モデル」の話です。
海に浮かんている氷山は
見ている部分は一部であって
海面の下には、
見えているものよりも
大きな氷の塊が沈んでいます。
見えている部分が・・・
「できごと」
(何が実際に起こったのか?)
海面の下には・・・
「パターン」
(今まで何が起こってきたか?)
「構造」
(何がパターンに影響を及ぼしたか?)
「メンタルモデル」
(どんな信念、価値観を抱いているか?)
「直接要因」は
「できごと」レベルです。
「できごと」レベルのことは
表面的なことなので、
解決したところで、
根本的な解決になっていなので、
同じような問題が再発します。
スピードを出さないようにしよう!
よそ見をしないようにしましょう!
携帯はカバンの中にしまいましょう!
と思っていても、
ついついやってしまいます。
これを解決しようと思ったら、
「メンタルモデル」を
解決するしかありません。
では、ここでの
「メンタルモデル」は何でしょうか?
おそらく、
「自分は事故を起こすはずない」
という根拠のない自信です。
ただ、
「自分は事故を起こすはずない」
という「メンタルモデル」は
なかなか変えることはできません。
事故を起こしていないという
成功体験がありますから・・・
こういう場合は、
「メンタルモデル」の1つ上の
「構造」を変える必要があります。
ここでいう「構造」というのは、
「ルール」や「しくみ」です。
例えば・・・
遅れそうなときは、
無理に急がずに「遅れる」と連絡をする
右折の時は2回、左右を確認する
車に乗った時は、
携帯電話の電源を切る
このような
結果に直結する行動をする
という決まりを作ることです。
これが「ルール」です。
「ルール」作るって、
当たり前の話だと
思われるかもしれません。
しかし、
成果が上がっていない組織って
ほとんどの場合、
「メンタルモデル」を変えようとします。
人にやさしくしましょう!
常に笑顔でいましょう!
ポジティブになりましょう!
間違ってはいないのですが、
これは上手くいきません。
「メンタルモデル」には
形がないので変えられません。
「メンタルモデル」に
直結する行動をすることで
「メンタルモデル」を変えるしか
ないのです。
そういう意味で、
そもそも「メンタルモデル」を
変えようという意思がない限り、
「ルール」の価値が分からないのです。
価値が分からないから、
「ルール」を守らない。
逆の意味で言うと、
「ルール」は「メンタルモデル」に
触れるところだから、
上手く伝えないと反発されるのです。
事故の映像とか、
交通事故で家族を亡くした方
の話のあとで
「ルール」を説明されると
抵抗感なく、守ろうと思えるのです。
それは・・・
「ルールは大事だなぁ~」
と思って聞くからです。
だから、会社に
しくみやルールを導入する時は
その背景を伝えてから、
内容を伝えるようにすると
上手く導入できると思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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