女性向け洋服ブランド
アースミュージック&エコロジー
などで知られる会社の社長さんが、
セクハラ疑惑報道を受け辞任しました。
数日前に、ネットに
複数の女性社員やスタッフへの
セクハラ行為があったということで、
2018年12月に
社内で臨時査問会が開かれていた
という記事が上がっていました。
その記事の内容は
生々しいもので、
目を疑いたくなる内容でした。
ただ、会社の広報によると、
・本人からの申し立てではないこと
・被害内容の情報が不足していること
から、セクハラの事実は認められなかった
という回答をしていました。
そのような回答をするぐらいだから、
続けるつもりだとなんだと思っていましたが
さすがに続けるのは難しかったようです。
あまりにも、
いいことを言いすぎています。
2019年3月から
内閣府の男女共同参画会議の議員
を務めていたり・・・
(すでに辞任されています。)
HPには、
女性社員が働きやすく輝ける職場
だとうたっているし・・・
ブラントメッセージは
「エシカル」(倫理的、道徳的)ですし・・・
スタッフのことを
セカンドファミリーだと言っているし・・・
2020年度の事業計画を発表した時に
「2019年より業績が下がれば社長をやめる」
と宣言したそうですし・・・
ご自分がありたいと思っている姿と
実際にやっていることにギャップがありすぎます。
もちろん、理想を目指すのは良いことです。
いや、理想を掲げるべきです。
しかし、不幸なことに、
誰もそのギャップを指摘してくれなった
のだと思います。
いや、指摘してくれたのに
自ら、遠ざけてしまったのかもしれません。
社長さんの経歴をみると、
アルバイトで貯めた
300万円を元手に会社を興し
初年度の売り上げが4000万円、
翌年には1億円、3年目に2億円と
事業を拡大しています。
年間売上一千億円を超える会社を
一代で、作ったのですから、
非常に優秀な方だと思います。
また、
これだけの企業になっても、
岡山に本社を置くなど、
岡山に対する愛情もあったと思います。
そして、
女性に輝いて欲しいという
想いも嘘じゃなかったと思います。
誰よりも優秀で、
誰よりも地元、岡山を愛し、
誰よりも女性の活躍を願い、
誰よりも女性が輝ける職場を作ってきた
その想いは強かったと思います。
光が強ければ、
影もまた濃くなる・・・
優秀であれば、あるほど、
人の話しを聞かなくなります。
自分が優秀ですから、
人からとやかく言われる必要は
ありません。
しかし、結果して、
自分の姿が見えていなかった
のだと思います。
これだけ優秀な人でも
自分のことが見えないのです。
結局、自分を客観的に見えるか?
見なないか?というのは、
優秀さには関係ないのです。
自分のことは自分では見えない。
それは人間の限界です。
そういうことを知っているか?
どうか?です。
知って、どうすればよいのか?
というと・・・
人に教えてもらうしかありません。
周りからどう見えているのか?
でも、それは怖いです。
だから、フィードバックが必要です。
なぜなら、フィードバックは、
現状と目指していものとのギャップを
伝えるだけだからです。
ギャップを伝えるだけなので、
評価やアドバイスはありません。
それであれば、素直に受け取れます。
フィードバックは技術なので、
トレーニングをしたら身に付きます。
そういう意味、
フィードバックができる人材を
社内に育てることが
私が組織のコンサルティングで、
目指しているゴールです。
お互いにフィードバックできる
ようになると、
目標としているところとのギャップを
伝えてもらえるので、
最短で目標を達成できるようになります。
そのため、お互いに
言いたいことが言える環境に
することが必要だし、
相手の話を聴ける環境に
することが必要です。
結果、個の成長を早め、
それが組織の成長を早めます。
この会社はここまで
大きくなったことを見ると、
そういうことができていたのだと
思います。
ただ、一点、社長が、
フィードバックを受けていなかった
(受けようとしなかった)
のでしょうか?
もったいないと思いますけど、
これまた、本人の選択ですから
仕方がないと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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