昨日4月1日の18時半から
政府専門家会議が会見がありました。
映像提供:THE PAGE(ザ・ページ)
説明と記者会見を含めると
1時間半ぐらいの動画です。
全てをみると、
専門家の方が何を考えているのか?
がよくわかります。
ここのところ注目されている
緊急事態宣言についても
記者から質問を受けていました。
専門家の判断によれば、
緊急事態宣言を出すほどの
状況ではないそうです。
たしかに
感染者数も増えてはいますが、
2倍、3倍という増え方ではありません。
専門家が言うのだから
信じるしかないのだと思います。
そんなことを言うと
専門家の判断が信じられるか!
という話になるのだと思いますが、
信じられないとなると
元も子もありません。
しかし、専門家として
政府の専門者会議に出て、
一国の存亡にかかわる判断に
関与しているとなると、
いい加減にできるものではない
と思います。
なぜなら、判断を間違えれば
一生汚名を着て生きていかなければ
ならなくなるからです。
そんな覚悟を決めて
仕事をしているでしょうから
信じるしかありません。
(もちろん成果を見ながらですが・・・)
緊急事態宣言を出すほどの
状況ではないとは言うものの
記者が気になるのは、
「本当に緊急事態宣言しなくても大丈夫か?」
ということです。
これに対して
尾身副座長が次のように答えました。
「緊急事態宣言を何のためにやるのか?」
「緊急事態宣言で何をするのか?」
「まずはその準備が必要だ!」
そうなんですよね!
世の中的には
緊急事態宣言が出ることが
ゴールになっているように思います。
緊急事態宣言が出れば
全てが解決するかのように
思っているのではないか?
と思うのです。
しかし、日本において、
緊急事態宣言を出したところで、
何ができるのでしょうか?
強制力を持たないので、
大したことはできないのではないか?
と言われています。
電車を止めることもできないし、
民間の会社を休みにできるわけでも
ありません。
そういう意味で
何のために緊急事態宣言を出すのか?
緊急事態宣言を出して何をするのか?
を明確にしないと効果がないと思います。
これは「目的」と「目標」の話です。
そもそも、
「目的」と「目標」の違いは
なんでしょうか?
「目的」と「目標」は、
どちらが大きいでしょうか?
どちらが遠いでしょうか?
「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。
「目的」を達成するために
「目標」があります。
そういう意味で
「目的」は「目標」より大きいですし
「目的」は「目標」より遠くにあります。
では、「10Kg痩せる」は
「目的」ですか?「目標」ですか?
「目標」です。
では「10Kg痩せる」の目的は?
「健康になるため!」
「異性にモテるため!」
「目標」に対して
いろいろな「目的」が考えられます。
「目的」を意識して
「目標」を達成しないと
「10Kg痩せ」ても病気になってしまったら
「目的」は達成できません。
だから、
「10Kg痩せる」だけが
単体で「目標」にはなりません。
「目的」と「目標」はセットです。
そんなの、当たり前のように
思うかもしれません。
しかし、
「目標売上は前年比105%です」
とおっしゃっている管理職の方に
「どうして105%なんですか?」
とお聞きしても、
答えられないということが
平気で起こります。
本来であれば、
「人件費を2%上げるためです!」
「地域でNO.1になるためです!」
といった「目的」があるはずです。
つまり、
「目的」と「目標」が結びつかないと
成果は得られません。
しかし、人は追い込まれると、
視野が狭くなります。
視野が狭くなると、
「目標」が「目的」になります。
つまり「目的」を見失い
「目標」だけを求めることになります。
結果、「目標」は達成しても
「目的」は達成できないということが
起こります。
組織において、
「目的」と「目標」を結びつけるのが
上司の大切な役割です。
しかし、ほとんどの場合、
上司は自分は「目的」を理解しているので
部下も分かっているだろう!
と思ってしまいます。
だから、常に
部下に「目的」を確認することが
大切です。
では、どうすれば、
「目的」を確認できるのか?
簡単です。
「その目標の目的は何?」
「その目的をどうやって達成するの?」
と質問をすることです。
これをやるのが、
目標管理面談なんですが、
これもまた
目標管理面談をすることが
「目的」になっていたりするんですよね!
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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