コロナウイルスが不安で
会社に来たくない！という社員さんに
どのように接したらよいのか？
という相談を数社からいただきました。
今日は、それについて、
私なりの考え方を書いてみようと
思います。
不安というのは「感情」です。
「感情」というものは
コントロールができません。
だから、
「不安であることはおかしい！」
といったところで、
本人が不安だと思っている限り
不安はなくなりません。
人と人は違います。
自分が不安でないと思っていても
相手が不安なら不安なのです。
そして・・・
人は変えられません。
不安に思っている人を
不安でなくすることはできません。
だから、
不安に思っている人に接する時に
大事なことは
不安に思っている感情を否定しない
ということです。
つまり、不安のままでいいんです。
あなた個人としては・・・
しかし、
あなたは、個人であると同時に
会社の一員でもあります。
その会社に属している限り
会社の一員です。
会社の一員である限り、
果たすべき役割があります。
役割があるということは、
会社から必要とされている
ということです。
あなたは、
会社から必要とされている限り
これに応えなければなりません。
そして、あなたが
会社から必要とされているように
その会社も、
世の中にとって必要な存在です。
世の中から必要とされなければ、
その会社は存在することが
できないからです。
倒産した会社にいた私には
それがハッキリと分かります。
会社が生み出す商品やサービスが
世の中から必要とされているから
存在できるのです。
そう考えると、
世の中と関係なしに
会社は存在しえません。
つまり、つながっているのです。
会社は世の中から必要とされ
あなたは会社から必要とされています。
つまり、あなたは、
世の中から必要とされています。
少し大げさに聞こえるかも
しれません。
しかし、医療従事者の皆さんを
想像してみて下さい。
医療従事者の皆さんは、
世の中から強く必要とされています。
目の前に助けを求めている人がいます。
医療従事者の皆さんは
それがダイレクトに感じられると思います。
それは、医療従事者だからだ！
と言われるかもしれません。
しかし、
世の中から必要とされているのは、
医療従事者だけではありません。
どんな会社であっても
存在している限り、
世の中から必要とされています。
問題は、
それが、どれだけ、
意識できるか？だと思うのです。
ただ、
会社の商品やサービスが
最終消費者との距離があればあるほど
必要とされていることを
実感することが難しいのだと思います。
たから、
今、大切なことは、
自分たちの会社の商品やサービスが
世の中から必要とされていることを
考えることです。
これは「ミッション（使命感）」です。
自分たちの会社の商品やサービスが
世の中から必要とされているのか？が
イメージできるか？です。
とはいえ、
冒頭に書いた通り、
個人としては不安な気持ちもあると
思います。
結局のところ、
個人としての不安な気持ちと
組織の一員としての使命感の
バランスを取っていくしかありません。
ただ、世の中は、
不安な情報が多いので、
強く意識しないと、
組織の一員としての使命感が
感じられなくなります。
だから、会社としては、
個人としての不安を否定することなく
組織としての使命感を感じてもらうように
話をしていくことが大切です。
相手のことを認めつつ
自分の考えていることを伝える・・・
それが「対話」です。
そして、
最終的には自分で決める問題です。
なぜなら、
人は変えられないからです。
他人が決めても、
人は変えられないのです。
人は変えられないので、
自分で決めるしかないのです。
そして、自分で決められないなら、
従うしかないのです。
ここまで書いて良いのか？
正直、迷いました。
しかし、
時間をかければかけるほど、
こういう話しか書けません・・・
不都合な真実であり、
残酷な現実だと思います。
だから、会社として
こういう話をしないで済むように
「対話」の中で解決したいですね！
ここのところ、
しんどい内容で恐縮です。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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