”ありがとう”と言えるリーダーに人はついていく

5月11日に
2020年3月期とトヨタ決算説明会
がありました。

数字の発表以外にも
豊田社長からいろいろな
メッセージが発信されました。

「決算説明会QAセッション」

https://toyotatimes.jp/insidetoyota/075.html

その中で、こんなことを言っています。

リーマンショックよりも
はるかに大きな危機に直面しているが
私は「落ち着いている」

それは、超大企業のトヨタですから、
落ち着ているも当たり前でしょ！
と思います。

しかし、リーマンショックよりも
はるかに大きな危機に直面しているのに
落ち着いているというのには
興味がわきました。

それついて、
豊田社長はこんな風に言っています。

11年前に社長になった時は、
豊田社長が社長になることを喜ばしく
思ってくれる人は
社内外にほとんどいなかった
と感じていたそうです。

この後は、
豊田社長の言葉を
そのままご紹介したいと思います。

それがこの11年間の、毎年毎年のいろんな危機対応によってですね、かつ、その中で、私自身が、回答のない（ような環境の）中で何かしらの方向性を示してきたことが相まり、徐々にですが、事技職の中にもですね、私の言葉に耳を傾け、共感し、一緒に仕事をしたいなと思ってくれてる人が増えてきたやに感じております。

特に、ここに来て、今そういう方々っていうか、そういう社員に対してもですね、私自身（から）“ありがとう”と言う機会が増えてきたというふうに実感をしております。

これは、どういうことか？
というと・・・

会社の中に
豊田社長を信じて
ついてきてくれる人がいる
と感じているということです。

一緒に危機を乗り越えてくれる社員
がいるということです。

「私は一人じゃない！」

そう思えるからこそ、
リーマンショックよりも
深刻な危機的状況にもかかわらず
落ち着いていられるのだと思います。

では、なぜ、そうなったのか？

それは・・・

毎年毎年、答えのない環境の中で
方向性を示してきたことで、
一緒に働きたいと思える社員が
増えたという言葉に現れています。

つまり、
答えのない中で、
決断してきたことで、
社員から「リーダー」と認められたのです。

決断は「リーダー」にしかできません。

前回のブログ
「ゴールの先を描いているか？」