昨日は、
U理論の第一人者の中土井 僚さんと
知性発達学者の加藤 洋平さんの対談に
ZOOMで参加しました。
オンライン時代が紐解く
人とチームの未知なる可能性With/After コロナにおいて、
何が起きるのか?どう乗り越えるのか?
ではなく「何を生きるのか?」
https://peatix.com/event/1525093/
頭の良いお二人なので、
言ってることが超難しい・・・
頭の上を弾が飛び交っている
感じでしたが、
私なりにまとめてみたいと
思います。
お二人が話していたのは、
テーマの通り
「何を生きるのか?」
ということだったと思います。
キーワードは「真」「善」「美」
「真善美」とは哲学用語で、
人間の理想や追求目標となる
普遍的な価値観だと言われています。
「真」は、嘘偽りのないまことのこと
「善」は、道徳的に正しいこと
「美」は、美しいさまのこと
このコロナ禍で、
「真」に偏りすぎていないか?
という話でした。
本当か?嘘か?
正しいのか?間違っているのか?
という二軸に意識が向きすぎて
いるのではないか?
ということでした。
たしかに、
政府に対しても
批判的な意見が目立ちます。
タレントに対する
誹謗中傷がネットに溢れています。
みんなが批判的になっていて、
「善」や「美」に意識を向けることが
少なくなっているように思います。
加藤先生が
こんな問いかけをしました。
「最近、美しいと思ったことはありますか?」
確かに、思いつきません。
余裕がなければ、
「美」に意識を向けていられないから
ある意味当然だと思います。
しかし、
「真善美」が
人間の理想や追求目標となる
普遍的な価値観だとするならば、
「善」や「美」を感じなくなっているのは
問題だと思うのです。
もっとも、
集中豪雨で被災されている方がいる中で
「善」や「美」の話をするのは、
浮世絵離れしている話かもしれない
と、中土井先生も言っていましたが・・・
しかし、
余裕がないからこそ、
余裕のある人が手を差し伸べたり
助け合うという「善」や「美」が
大切なのだと思います。
ただ、それをより難しくしているのが、
デジタルだと言います。
デジタルでつながっている相手は
画面の向こう側にいて、
空気感が伝わってこないから、
相手に余裕がないことに気づけない・・・
これがリアルに隣りにいれば、
元気がないことにも気付けるし、
ZOOMを切った瞬間に存在が消える
こともありません。
社会と自分を切り離して
安全にいられる人にとっては、
コロナ禍は心地が良いのだと思います。
しかし、
社会と自分を切り切り離されると
危険にさらされる人もいます。
危険にさらされている人を
見て見ぬふりをするのが、
「善」なのか?
「美」なのか?
つまり、生き方を問われている!
ということだと思います。
昨日のブログで書いた
“Drawdown”の話も、
地球温暖化を見て見ぬふりをするのか?
という話でした。
結局、
ルービックキューブみたいな話で、
自分の面だけそろっていればいいんですか?
という話です。
他の面をそろえようと思ったら、
そろっている自分の面を崩さないと
いつまでたっても、
6面がそろうことはありません。
世の中が複雑になっていて
自分の問題だけ解決しても
本当の解決とはなりません。
「東京が諸悪の根源」と言った
知事がいたようですが、
そういう問題ではないのです。
自分の問題だと思える範囲を
どれだけ広げられるか?
それが、
美しく生きることなのかもしれません。
中井戸先生が
最後にこう言っていました。
自分は美しく生きれたな!と思って
死ねる人たちが増えたらいいな!
なんか、きれいごとのように
聞こえるかもしれませんが、
つながっている限りは、
つながっている相手側の問題も
解決しないと
自分の問題が解決したことにならない
のだと思います。
しつこいようですが、
それが
「共通のビジョン」を目指す
ということになるのだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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