トヨタはテスラに勝てないのか?

たびたびブログで紹介している
トヨタイムズの動画で、
トヨタが作る実験都市(Woven City)
の着工の想いを豊田社長が語っている
動画がアップされていました。

 

動画はコチラです。

 

未来において
トヨタがどうあるべきなのか?を
探るために街自体を作ってしまう
という大プロジェクトです。

 

それをトヨタだけではなく
他の企業と共に作っていこう!
と言うのです。

 

もはや、クルマ作りではなく、
街づくりから、トヨタを考える
ということをしようとしています。

 

ちょうど、昨日、
先日、ブログでも紹介をした
テスラのCEOイーロンマスクの本
「イーロン・マスクの世紀」
の著書の兼松雄一郎さんの
ウェビナーに参加していました。

 

 

兼松雄一郎さんは、
日経新聞社の記者で
5年間シリコンバレーに駐在して
テスラやスペースXの取材をされて
いた方です。

 

その方のお話の中で、
興味深かったのは、
なぜ、920万台生産するトヨタよりも
50万台しか作れないテスラの方が
時価総額が高いのか?
というお話です。

 

世の中へ影響を与えるということを
考えた時に、表面的なのか?
表層的なのか?という違いが
あるというのです。

 

ステュワート・ブランド氏が提唱する
『ペースレイヤリング』という
考え方だそうです。

 

ペースレイヤリング図解(Image credit: Stewart Brand)

 

1.FASHION(流行)
2.COMMERCE(ビジネス)
3.INFRASTRUCUTURE(インフラ)
4.GOVERNANCE(政治)
5.CULTURE(文化)
6.NATURE(自然)

 

これが地層のようになっていて、
「ファッション」が一番外側で、
自然が一番内側にあるイメージです。

 

一番外側にある「ファッション」の
変化はめまぐるしく早く不連続です。

 

季節ごとに、流行が変わるなんて
当たり前です。

 

次に「ビジネス」です。

 

通常、「ビジネス」は、
1年単位で決算を行います。

 

事業計画も通常は1年です。

 

次に、「インフラ」は、
10~20年の単位で変わります。

 

リニアモーターカーは、
2027年と言われていますが、
どうなんですかね?

 

次に、「政治」は、
そんなに簡単には変わりません。

 

そして、「文化」は、
はるかに長い時間をかけて形成されます。

 

そして、最後に
「自然」の何百年の単位で、
社会に影響を与えます。

 

地震は、長いスパンで起こります。

 

つまり、
内側に近いほど、変わらないものですが、
変えることができれば、
全体に大きな影響を与えます。

 

例えば、googleは、
「文化」のレベルで影響を与えています。

 

我々のライフスタイルを変えました。

 

さらに、googleは、
「政治」にも影響を及ぼしかねません。

 

だからこそ、
googleの時価総額は高くなります。

 

では、テスラはどうか?と言うと、
「文化」のレベルに影響を与えよう
としています。

 

アメリカでは、
完全自動運転が可能になったり、
ロボタクシーなどが実現しよう
としています。

 

ロボタクシーが実現したら、
車を使わない日に、
車が勝手にお客さんを乗せて、
乗車料金を稼ぎます。

 

そうなったら、
ライフスタイルは確実に変わります。

 

つまり、
テスラは、世の中から、
ライフスタイルを変える力を
持っていると評価されているのです。

 

地層近くにインパクトを与えられる
会社ということです。

 

だから、時価総額が高くなるのです。

 

そう考えると、
豊田社長が構想するWoven Cityは、
どのレベルなんでしょうか?

 

「インフラ」レベルでは、
テスラにはかなわないと思います。

 

「文化」を変えるぐらいの
インパクトを世の中に与えないと
トヨタはテスラに勝てないのではないか?
と思うのです。

 

かつて、トヨタは、
プリウスという車で、
ライフスタイルを変えました。

 

それがあったから、
今のトヨタがあるのだと思います。

 

今回、Woven Cityで、
そのくらいのインパクトのあることを
しないと、
さらなる成長は難しいのではないか?
と思います。

 

ちなみに、
イーロンマスクのもう1つの会社
スペースXは、
火星移住をたくらんでいます。

 

「自然」(地球人)にも
影響を与えようとしています。

 

つまり、
前提を変えることができる企業が
一番強いんだな!と思いました。

 

昨日、たまたま、
トヨタとテスラの話を聞いたので
思ったことを書きました。

 

日本人としては、
トヨタからテスラみたいなクルマが
生まれるのを期待したい
と思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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