障害者雇用とするとなぜ離職者が減るのか?

昨日は、
チームビルディングの勉強会で
障害者雇用について学びました。

 

講師は・・・

 

障害者雇用の
コンサルティングをしている
小池さんです。

 

小池さんの会社
株式会社ジェー・シー・プラス
http://jcplus.jp/

 

企業は障害者の方を
一定人数以上雇用しなければなりません。

 

一定人数というのは、
常用労働者数の2.2%です。
(R3年4月までに2.3%へ引き上げ予定)

 

つまり、46人以上の企業は
障害者を1名以上雇用しなければ
なりません。

 

さらに、100人を超える企業は、
障害者雇用者数が一定数に満たない場合
一人にあたり5万円支払わなければ
なりません。

 

だから、
100人を超える企業は
障害者雇用に力を入れています。

 

しかし、
そんなネガティブな理由だけでなく
ポジティブな理由でも
障害者を雇用できないだろうか?

 

それが今回のテーマでした。

 

普通に考えれば、
障害者を雇用するのは大変です。

 

目が見えなかったり、
耳が聞こえなかったり、
精神障害があったりすると、
コミュニケーションを取ることが
難しくなります。

 

すると、
生産性が落ちるのではないか?
と考えるのは、
ある意味当然だと思います。

 

しかし、そもそも、
コミュニケーションは取れている
のでしょうか?

 

職場で怒っている問題のほとんどは
コミュニケーション不足です。

 

つまり、現状であっても、
コミュニケーションは取れていない
のです。

 

であれば、
コミュニケーションの取り方を
見直す必要があるのではないでしょうか?

 

その時に、
障害者の方から
コミュニケーションの取り方を
学んだらどうでしょうか?

 

コミュニケーションを取ることが
難しいと思われている障害者の方が
どのようにコミュニケーションを
取っているのか?を知ることが、
役に立つのではないでしょうか?

 

そういえば、
私のお客様の会社でも
障害者の方を雇っていて、
その社長さんからこんな話を聞きました。

 

障害者の方を雇ってから
みんな、優しくなった・・・

 

障害者の方を雇うまでは、
誰が仕事ができないとか、
誰が仕事をしないだの
不平や不満であふれていたそうです。

 

しかし、
障害者の方が来てくれるようになって
分かるように伝えるということが
どういうことか?
ということに気付いたそうです。

 

そして、
障害者の方ができる仕事を
みんなで考えて、
どうしたら任せられるか?を
考えたそうです。

 

結果、職場の雰囲気がよくなって
離職者も減ったそうです。

 

これは、実は、
チームビルディングの考え方です。

 

チームワークの考え方だから
不平や不満が出るのです。

 

チームワークって、
みんな平等という考え方です。

 

1つの仕事をみんなで、
平等に分け合うということです。

 

そこには、
それぞれの人の強みや弱みは
関係ありません。

 

平等に分け合います。

 

すると、
できる人が早く終わっても
できない人が終わるまで帰れない
ということが起きます。

 

もしくは
できない人が仕事が終わるまで
次の人が待っていなければならない
ということが起こります。

 

これでは不平不満が起こります。

 

それに対して
チームビルディングは、
その人の強みを活かして
仕事を割り振ります。

 

その結果、
自分の強みを活かした仕事が
割り振られるので、
誰よりも早く仕事が終わります。

 

強みを活かしていると
上手く行くので、
自然とモティベーションも
上がります。

モティベーションが上がれば
辞めようと思わないと思うのです。

 

こんなにも
自分を活かしてくれる職場は
他にありませんから・・・

 

そう考えると、
障害者雇用を
もっとポジティブに活用できる
のではないか?と思うのです。

 

障害者雇用×チームビルディング
の可能性を感じました。

 

ほんと、
マネジメントは「技術」ですね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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