怒らなくても成果は出せる

湘南ベルマレーを
過去3回、J1昇格に導きながらも、
2019年秋にパワハラで退任した
チョウ・キジェ監督

 

1年間のライセンス停止処分を受けた後、
昨年、J2の京都サンガの監督に
就任しました。

 

そして、11月28日、
チョウ監督に率いられた京都サンガは
見事にJ1に昇格を果たしました。

 

10年間も、J2にいたチームを
1年間でJ1に昇格させるのは、
見事としか言いようがありません。

 

チョウ監督は、
インタビューでこのように答えています。

 

コーチングの仕方やスポーツの在り方、
指導者の役割を恥ずかしながらあらためて学べた。

こちらから指示するのは簡単だけど、
選手が気づいて動けるようにならないと
チームは強くなれない。

『~しなければならない』
『~すべき』と言い切るのではなく、
『こういう可能性もあったんじゃない?』と
投げかけるコーチングが大事だと感じている。

 

情熱もあって、
サッカーも知っていて
リーグの戦い方も知っていて、
結局、チョウ監督に必要だったのは、
「コーチング」だったということです。

 

なぜ、コーチングがそんな必要だった
のでしょうか?

 

監督としてイメージしたことを
選手に形にしてもらう必要があります。

 

その時に、自分の思い通りに
選手に動いてもらいたいと思うのは、
当たり前の話です。

 

だから、
思い通りに動かそうとします。

 

しかし、上手く伝わらなかったり、
選手にも選手の考えがあったりします。

 

そうすると、
なかなか、思い通りになりません。

 

思い通りにならないと、
チームを勝たせるという
監督の役目を果たせないので、
手段を選ばず、選手に言うことを
聞かせようとします。

 

その時に、手っ取り早いのは、
怒ったり、怒鳴ったり、脅かすことです。

 

人が動くには2つの理由しかありません。

 

1つは、
「快」を求めるということと
もう1つは、
「不快」を避けるということです。

 

怒ったり、怒鳴ったりして
人を動かすのは、
「不快」によるものです。

 

怒られたり、怒鳴られたりすると
「不快」を避けようとして、
人は動きます。

 

つまり、「不快」で
人をコントロールしようとします。

 

しかし、それは、
選手を「人」としてみていない
「パワーハラスメント」です。

 

今回、チョウ監督は、
パワハラによるマネジメントを
封じられました。

 

「不快」で
選手をマネジメントできなくなりました。

 

そうしたら、
「快」でマネジメントするしかないのです。

 

「快」でマネジメントするためには、
選手がやりたいことをやってもらう
しかありません。

 

しかし、
各々の選手がやりたいことをやったら、
チームがバラバラになります。

 

そこで、
チームを一つの方向に向けるために、
チームとしてのビジョンを掲げ、
各々の選手のやりたいことと
チームのビジョンをつなげればよいのです。

 

それができるのが「コーチング」です。

 

サッカー選手なら、
誰しもJ1に昇格したいと思います。

 

では、J1に昇格するために、
それぞれ、何をしたらよいのか?
選手に問いかけて、
自分で考えて行動してもらう。

 

それをすることで、
結果としてチームを強くしました。

 

怒ったり、怒鳴ったりしなくても
人は動くのです。

 

ただ、直接的に
ああしろ!こうしろ!と
言えないので、まどろっこしい
かもしれません。

 

しかし、
自分で考えて動いているので
言われなくても動くし、
自分が思っていた以上のことを
してくれます。

 

怒らなくても怒鳴らなくても
指導できる方法が身に付けば、
もともと、優秀な監督ですから、
成果が出せるというわけです。

 

コーチングがすごいのか?
チョウ監督がすごいのか?

 

人は簡単には変われないので、
両方ですね!

 

実は、今、湘南ベルマーレは
降格のピンチにあります。

 

来季は、ぜひ、
湘南ベルマーレと京都サンガ
との対決が見てみたいです!

 

単なるサッカーブログになってしましたが、
パワハラで悩んでいるなら、
コーチングを学んでみるのもよいと
思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!

 

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