ここのところ、
日本と韓国の関係性が
良くありません。
悪化しているところに
「終戦の日」
韓国では「光復節」で
いやおうなしに注目されます。
センシティブな話題ですが、
日韓関係は人間関係の事例として
参考になるので
取り上げてみたいと思います。
日韓関係で起こっているのは
「U理論」で説明ができます。
U理論を説明しようと思うと
429ページの本を読んで
いただく必要があります。
(それでも入門編です。)
ここでは、理論ではなくて
現象を理解していただければよいので
実務レベルでザックリ説明します。
簡単に言うと、
上に行くのか?下に行くのか?
の話です。
上に行くと上手くいかなくて、
下に行くと上手くいきます。
日韓関係は「上」に行っています。
では、
どのように「上」に行くのか?
を説明したいと思います。
文章は上から下に書くので、
順番が逆になってしまうので
ややこしいかもしれません。
図としてはこんな感じです。
「ダウンローディング」
起こった現象を認識する段階です。
最初は見たままを受け入れる状態ですが、
ここで自分にとって都合が悪い、
観たくないと思ったら「上」に行きます。
↓
「盲目状態」
自分が見たいものだけ見ているので
それ以外ものが見えていません。
↓
「観ない」
見ていないので客観的に
ものごとを見れなくなってしまいます。
自分に都合がよいようにしか
物事を見れなくなっています。
↓
「立てこもり」
自分の考え方に立てこもります。
自分が正しいことを必死に
証明しようとします。
周りの人の話に耳を貸そう
としません。
↓
「感知しない」
自分に必死なので、
相手のことなんて考えていません。
人のことなんか、
知ったこっちゃない!という状態です。
↓
「しがみつく」
自分の考え方にしがみつきます。
他の考え方は受け入れる余地がありません。
ここまで来たら、
よっぽどのことがないと
引き返せなくなります。
↓
「不在化・傲慢」
100%私は悪くない!私のせいじゃない!
完全に他責になります。
自分の問題ではなくなります。
他人事なので傲慢になります。
↓
「操る」
相手を自分の想い通り操ります。
非難をしたり、脅したり、
泣き落としたり、
相手をコントロールしようします。
↓
「自己欺瞞」
自分にウソをついて、
なかったことをあったことのように
あったことをなかったことのように
思いこませます。
ここまできたら、
自分でも何が作り話で何が本当か
分からなくなります。
↓
「力の濫用」
権力を振りかざして、
自分と違う意見や反論を押さえつけます。
大声をだしたり、脅したり、
自分の言うことをきかせようとします。
↓
「棄てる」
思い通りにならないので、
関わり合いを捨てます。
話もしなくなり、
相手を避けるようなります。
↓
「殲滅」
相手を倒すことに
全力を尽くします。
徹底的に相手を攻撃します。
↓
「破壊」
人間関係は破壊され
修復ができなくなります。
もうおしまいです。
このようなプロセスで
人間関係が壊れます。
個人的には
韓国政府の方が
「上」に行ってしまっているよう
に思います。
徴用工の最高裁でも
日本の立場を「感知」することなく
判決を出してしまいました。
そして、
司法に政府は口出しはできない
と言って、韓国政府は投げ出して
しましました。
これが「不在化・傲慢」です。
次に、日本の輸出管理強化を
徴用工の最高裁裁判の報告措置だと
WTOに訴えました。
脅しです。
GSOMIAの破棄も脅しです。
脅して、相手を
コントロールしようとします。
これが「操る」です。
そして、
思い通りにならない韓国から
日韓企業によって基金を作って
元徴用工に補償をしよう!
という案が出てきました。
しかし、
慰安婦の日韓合意に基づいて
設立された和解・癒やし財団を
解散してしまっています。
自分たちがやってきていることを
すっかり忘れてしまっています。
これが「自己欺瞞」です。
そして、とうとう、
日本企業の資産の現金化が
行われようとしています。
国内で行われている
外国企業の資産を押さえることは
実力行使です。
まさに「力の濫用」です。
これをやってしまったら
両国の関係はおしまいです。
これは「棄てる」です。
そうなると、
あとは「殲滅」と「破壊」が
待っています。
今まさに「力の濫用」で
踏みとどまっている感じです。
このように見てみると
韓国政府の動きはU理論で
説明ができるのです。
このままだと
日韓関係は「破滅」と「破壊」です。
何とかならないでしょうか?
私は難しいと思います。
ポイントは、
「不在化・傲慢」です。
「不在化・傲慢」を越えると
元に戻るのは難しいのです。
「不在化・傲慢」
100%私は悪くない!私のせいじゃない!
つまり、
自分の問題ではないと
思ったら、もう戻れなくなります。
なぜなら、問題は、
問題の中にいる人でないと
解決ができないからです。
自分の問題ではない
と思った瞬間に
その問題は
100%解決出来なくなります。
韓国政府は、
司法の問題として
徴用工の問題を
投げ出してしまいました。
そうなると、
相手(日本)が変わらない限り
問題は解決できません。
だから、
相手を変えようと
コントロールしようとします。
脅しです。
脅されたら、
信頼関係が崩れます。
信頼関係が崩れたら
関係性が改善することは
ありません。
関係性が悪くなった相手に
対話はできません。
だから、そうなる前に
対話するすべきだったです。
組織のコンサルティングをしていて
個人も組織も対立関係にある
場合があります。
この時に気を付けているのは、
自分の問題だと思ってもらう
ということです。
自分の問題ではない
と思った瞬間に
その問題は
100%解決出来なくなるからです。
だから、コンサルタントが
解決してくれると思っていたら
100%解決しません。
自分たちの問題は
自分たちで解決するしかないのです。
だから、私は、常に
「どうしますか?」と投げかけます。
それが、
問題を自分事にする質問だからです。
今日も最後まで読んでいただき
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