昨日は、
チームビルディング経営塾の
第3回目でした。
チームビルディング経営塾では、
月1回の講義と
講義と講義の間にコーチングを行って、
学んだことを自社で実践するように
してもらっています。
3ヶ月目になると、
変化が感じられるようになったようで
受講生さんの一人がこんなことを
言っていました。
チームって自然にできないんですね!
どうしてそう思ったのか?
聞いてみました。
チームビルディング経営塾で
学んだ通りに
社長が決断したプロセスを
社員に説明するようにしたら、
スタッフが協力するようになった
ということです。
つまり、面倒でも、
社員さんと必要な情報を共有できたら
チームとして機能することが分かった!
とのことです。
そうなんです!
スタッフはもともと
社長の力になりたいと思っています。
なぜなら、認めてもらいたいと
思っているからです。
しかし、
社長は決断した結果しか伝えないので
力になりようがないのです。
社長が決断するにあたって
何に悩んだのか?が分からないと
アイデアを出したり、
代わりに手伝ったりすることが
できないのです。
社長にしてみれば、
一緒にいる時間が長いんだから
「分かってくれよ!」
と思うかもしれませんが、
伝えない限り伝わりません。
それも、中途半端に伝えても
伝わりません。
ちゃんと伝える必要があります。
ちゃんと伝えるというのは、
4段階以上、掘り下げて伝える
ということです。
例えば、今、食べたいものを
伝えるとします。
お鮨が食べたい!
どうでしょうか?伝わりましたか?
イマイチ伝わらないと思います。
では・・・
JR金沢駅の中に
歴々というお鮨屋さんがあって、
そのお鮨屋さんのコースの最後に
出てくる手巻き寿司があります。”のどぐろ巻き”
って言うんですけど・・・あぶったのどぐろを
薄切りにしたレンコンと一緒に
バリバリの海苔で巻いてあるんです。実は、のどぐろとレンコンが
絶妙にずらして巻いてあるんです。ひと口めは、
のどぐろだけが
口に入るようになっています。あぶってある
香ばしいのどぐろと
パリパリの海苔の香りが
鼻に抜けていきます。味は香りが大事ですね!
ふた口め・・・
のどぐろとレンコンが
一緒に口の中で広がります。のどぐろの脂っこさを
軽く酢でしめたレンコンが
消してくれます・・・それでいて
のどぐろの旨みを
上手い具合に引き立てます・・・そんなふうに味わっていたら
あっという間になくなっています・・・あ~金沢に行って、お鮨が食べたい!
どうですか?
伝わりましたか?
金沢に行って、
”のどぐろ巻き”を食べたく
なったのではないでしょうか?
つまり、
相手にイメージしてもらうには
多少手間がかかっても
丁寧に伝えるしかないのです。
ほとんどの場合は、
「鮨が食べたい!」
「のどぐろ巻きが食べたい!」
とだけ言っているレベルです。
”のどぐろ巻き”のイメージが
伝わっていないのに
社員さんが金沢に食べに来ましょうよ!
という訳がありません。
それなのに、社長さんは、
なんで、食べに行きたくないのか?
意味わかなんない!って
思っているんです。
だから、
ちゃんと伝えようとするなら
4段階以上、掘り下げて下さい!
とお伝えしています。
こういうことを理解して
組織をマネジメントしないと
チームにならないのです。
ただ、実際、4段階以上、
掘り下げて伝えるのは大変です。
では、どうしたらいいのか?
というと・・・
社員さんから気軽に聞いてもらえる
関係性を作ればいいんです。
社長、もう少し、
詳しく教えて下さい!
こんな風に言われるようになったら、
自然と伝わるようになります。
しかし、
多くの社長さんは、
何回も聞くなんて!
真剣に聞いていない証拠だ!
な~んて怒ってしまいますから・・・
社長が悪いわけではありません。
何も意識しなければ
人ってそんなものです。
だから、意識しないと、
チームは自然にできないのです!
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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