金鳥のスプレー缶が人事を教えてくれる!

昨日、新聞を読んでいたら、
こんな広告がありました。

 

 

金鳥の広告です。

 

こう書いてあります。

 

「金鳥は、
ゴキブリのイラストさえ不愉快
というお客様の声にお応えして、
外装フィルムをはがせる
『脱皮缶』を開発しました」

 

たしかに買うまでは、
ドぎついアピールが必要ですが、
買ってしまうと、
アピールは必要ないですね!

 

つまり、物を買うという思考
と、それを保有するという思考
は違うということです。

 

同じ人間がどうして2つの思考を
持つのでしょうか?

 

 

実は、人には2種類の思考があります。

 

「早い思考」と「遅い思考」です。

 

心理学では
二重システム理論と呼ばれるもので、
早い思考を「システム1」
遅い思考を「システム2」
と呼んでいます。

 

これは、
スタノビッチとウェストという2人
の心理学者が提唱しました。

 

その後、ダニエル・カーネマンが、
二重システム理論を展開して
2002年にノーベル経済学賞を受賞しました。

 

 

直感は「システム1」です。

 

パッとみて、
これ買おう!となるのは、
直感です。

 

でも、ちょっと待てよ!

 

こんなゴキブリの絵が書いた
スプレーが戸棚にあるのも嫌だなぁ〜

 

これ、「システム2」です。

 

このように、
人は「システム1」と「システム2」を
行ったり来たりしています。

 

そこで金鳥は、
スプレー缶のデザインを
2重にしました。

 

 

オモテのフィルムには、
「システム1」に訴えかける
ドぎついデザイン。

 

フィルムを剥がすと
「システム2」に訴えかける
安心感のあるデザイン。

 

ものすごく考えられています。

 

実は、
人のマネジメントをするうえで、
これって、すごく大事なことです。

 

 

一般的に、
社長さんって営業力のある方が
多いように思います。

 

そう考えると「システム1」なんです。

 

早い思考で直感的に決断をするんです。

 

だから、
上手く行っていれば行っているほど、
「システム1」に成功体験があります。

 

いわゆる、社長の直感ってやつです。

 

 

しかし、
人は「システム1」と「システム2」を
行ったり来たりします。

 

金鳥のスプレー缶のようなものです。

 

一瞬、そう思ったけど、
よく考えたら、違うよなぁ~
という話です。

 

 

つまり、人のマネジメントは、
「システム1」と「システム2」が
必要です。

 

人ですから当たり前なんですが・・・

 

ところが、「システム1」で
成功体験のある社長さんは、
人のマネジメントも「システム1」で
やってしまいます。

 

当然ながら、上手く行かない。

 

人のこころは、複雑なのです。

 

つまり、モノを売る感覚で、
人のマネジメントをしてはいけない
ということです。

 

人を人として見るということです。

 

 

人は、「システム1」も「システム2」も
両方、持っています。

 

だから、ある意味、訓練で、
人のマネジメントもできるように
なると思っています。

 

金鳥のスプレー缶から、
人事の話になるとは・・・・

 

恐るべし、金鳥

 

ちなみに、この金鳥の広告には
こう書かれています。

 

 

『拡散するまでが広告です。』

 

つまり、面白いと思ったら、
拡散して下さいというわけです。

 

これこそ、金鳥の思う壺です。

 

 

恐るべし、金鳥

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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