組織にも鬼がいる

今日は土曜日なので、
軽めなお話を・・・

 

漫画『鬼滅の刃』が
単行本が完結しました。

 

『鬼滅の刃』について
ネタバレはないように
自分なりに総括したいと思います。

 

人気の理由はいろいろある
と思いますが、
私が惹かれたのは・・・

 

「背景がある」ということです。

 

鬼と人間の闘いなんですが、
そもそも、鬼は人間でした。

 

それが、何かをきっかけに
鬼になったのです・・・・

 

生まれつきの悪はない・・・

 

最初から悪くはないのです。

 

『鬼滅の刃』に出てくる悪役には
そうなった背景が描かれていました。

 

彼らが鬼になった理由があるのです。

 

それによって、
子供向け(?)の漫画なんですが、
物語に深みを与えていたように
思います。

 

人には「背景」があるのです。

 

実は、組織の問題を解決する時も
「背景」を見に行くことが
大事だと思っています。

 

組織の問題のほとんどは、
人に関することです。

 

人が問題を引き起こしています。

 

だから、
問題が起こっている時点で
鬼(悪い人)がいます。

 

しかし、
最初から悪いわけではなく、
何かの「きっかけ」で悪さをする
ようになったのです。

 

本当の問題を解決するには
その「きっかけ」を理解することが
大事だと思っています。

 

なぜなら、
その「きっかけ」が解決すれば、
悪さをする必要がなくなるからです。

 

しかし、通常、
その「きっかけ」は姿を見せません。

 

それが「メンタルモル」です。

 

「メンタルモデル」は、
氷山モデルの奥底にあります。

 

【氷山モデル】

「できごと」
(何が起こったのか?)

=============

「パターン」
(どんなパターンなのか?)
(繰り返し起こっていることが何か?)

=============

「構造」
(どのようなしくみになっているのか?)
(どんなメカニズムになっているのか?)

=============

「メンタルモデル」
(どんな思い込みがあるのか?)
(何がそうさせているのか?)

 

この「メンタルモデル」が、
問題を引き起こしています。

 

そして、
その「メンタルモデル」は、
「構造」によって形作られます。

 

つまりは、
「構造」を変えることで
「メンタルモデル」を変えることが
できます。

 

だから、
組織の問題解決をしようとしたら
「構造」を理解することが重要です。

 

決して、
「メンタルモデル」を変えようと
変えようとしてはいけません。

 

「メンタルモデル」を変えようとすると
抵抗を受けます。

 

なぜなら、
「メンタルモデル」は過去の傷だからです。

 

それは、触れられたくないのです。

 

だから、私が問題解決しようとするは、
「メンタルモデル」に触れずに
「構造」を変えにいくのです。

 

常に、どうやって、
「構造」を変えようか?と考えている
感じなんです。

 

『鬼滅の刃』を読んでいると
「構造」がありありと描かれていて
この「構造」が変わることで、
「メンタルモデル」が変わるという
場面がいくつも出てくるのです。

 

つまり、悪役が戦いに敗れることで
「メンタルモデル」に向き合い、
自ら変わることを選択する・・・
(鬼であることをやめる)

 

組織コンサルタントも、
コンサルティングをしながら、
その瞬間を待ち望んでいます。

 

『鬼滅の刃』では、
その瞬間を丁寧に描いています。

 

組織コンサルタントの視点で見ると
『鬼滅の刃』の魅力はそこにあるのでは
ないかと思うのです。

 

なんとく、
『鬼滅の刃』に夢中になった理由が
分かったような気がしたので、
言語化してみました。

 

土曜日なので軽めなお話でした。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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