無理に仲良くならなくてもいい

今年もそろそろ仕事納めですが、
この1年ふり返って、
相談が多かったのは、
人間関係が悪いということでした。

 

人間関係が悪いと言ったときに
だいたいパターンがあって、
誰が悪いのか?という犯人捜しを
組織の中でしています。

 

問題が起こった時に
普通は、原因を探します。

 

それが人間関係の場合は、
誰が悪いのか?

 

犯人捜しになります。

 

完璧な人などいないので、
みんな、ちょっとづつ正しくて
ちょっとづつ間違っています。

 

誰が悪いのか?という
犯人捜しをしても、
そもそも、犯人なんかいません。

 

それなのに
犯人扱いにされたらたまりません。

 

そうならないためにも
先に誰かを犯人にしようとします。

 

そこにいない誰かを悪く言います。

 

その話を聞いた方も
自分が犯人になりたくないので、
その話に乗ってしまいます。

 

つまり、共謀して、
犯人を仕立て上げます。

 

それをお互いにやるものだから
人間関係は崩壊します。

 

だから、
人間関係の問題を解決する時は
犯人(原因)探しをしては
いけないのです。

 

機械なら壊れたところを
見つけて修理すれば直ります。

 

しかし、人は修理できません。
(人は変えられません。)

 

では、
どうやって解決すればよいのか?
というと・・・

 

それは・・・

 

ポジティブアプローチです。

 

ポジティブアプローチとは、
「どうなっていたいのか?」
という理想の方から
現実と理想のギャップを埋める
解決方法のことです。

 

犯人(原因)探しをすることなく
理想に近づくために何をするか?
を考えます。

 

「どうなっていたいのか?」
という理想の状態は、
言葉にすると違う言葉になるかも
しれませんが、
目指すところは同じだと思います。

 

やりがいを感じることが
できる職場

 

お互いに思いやりが
ある職場

 

お客様から感謝される
ことが多い職場

 

表現が違っても
目指している状態は同じです。

 

だとするならば、
目指している状態に
近づけるのであれば、
お互いに反対はしないと思います。

 

山登りみたいなもので、
それぞれ、登り口が違うだけで
目指しているところは同じです。

 

であれば、
どこから登ろうが、
どんな登る方をしようが
人それぞれでよいのです。

 

結果として、
頂上を目指せばよいのです。

 

そう考えると、
登り口のところで、
良い悪いを言ったところで、
そこじゃないという話だと思います。

 

だから、
組織を変える場合に
現状を変える必要はありません。

 

現状を変えようとすると
膨大なエネルギーを必要とします。

 

そこで力尽きて、組織は変わりません。

 

そうではなくて、
現状はそのままでも、
目指すところだけ共有できていれば
良いのです。

 

だから、
無理に仲良くする必要はありません。

 

最初はバラバラでも、
共通の目的が間近になってくれば
いやをなしでも協力するように
なるからです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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