自分だけを損をしていると思った時には・・・

昨日は、
チームビルディングの勉強会で
TOC理論を学びました。

 

制約理論、制約条件理論です。

 

昔、「ザ・ゴール」という本が
流行りましたが、アレです。

 

工場の業務改善のプロセスを
小説調に書かれた本です。

 

その「制約理論」を学びました。

 

製造業で活用されている
理論です。

 

そうはいっても、
私たちの専門は「人」なので、
制約理論を「人」の視点で
学びました。

 

「ボトルネック」という言葉が
あります。

 

ビンのすぼまっているところです。

 

すぼまっているために、
そこでつかえてしまって、
それ以上、出ないみたいな話です。

 

例えば、
A⇒B⇒Cという作業があって、
1日でできる生産量のMAXが、
Aが12個、Bが8個、Cが10個
だとします。

 

すると、
A⇒B⇒Cの最大生産量は8個です。

 

つまり、
Bがボトルネックになって、
全体としては8個しか作れません。

 

Aが12個作っても、
Bが8個しかできなければ、
在庫の山になります。

 

こうなった時に、
Bを改善しようとします。

 

つまりは、
問題を解決しに行きます。

 

しかし、
急にBは改善できません。

 

となった時に
AがBの作業の一部を肩代わり
することで、
Bの生産量を10にできれば、
全体の生産量は10になります。

 

結果としてBを解決するのですが、
Bだけで解決するのではなく、
A⇒B⇒Cという流れの中で
Bを解決するわけです。

 

つまり、
問題はそこなんだけど、
そこじゃないところで解決する
ということです。

 

問題だけを解決しようとすると
いつまで経っても解決しません。

 

全体の中で解決しようとすると
なんとかなるものです。

 

これをチームで考えると、
できる人ができない人の分を
カバーするという話です。

 

でも、そうすると、
問題が起きます。

 

できる人にしてみれば、
自分だけが損をしている!
という話になります。

 

たしかに
できる人には負担がかかります。

 

Aの作業だけ
していれば良かったのに、
Bの作業もしなければならない。

 

たしかに大変です。

 

しかし、もし、
Aの作業だけしていたら、
いつまで経っても
全体の生産量は増えません。

 

増えないどころか、
AとBの間に在庫が溜まって、
損失が生まれます。

 

Aの作業だけしていたら、
全体の業績は下がります。

 

では、どうしたらよいのでしょうか?

 

それは・・・

 

全体の業績を増やそうとする
意識を持てばよいのです。

 

みんなが得するために
どうしたらよいのか?を考える
ということです。

 

みんなが得をするためには、
自分がやらないと
業績は上がりません。

 

このように全体のことを考えると
自分が損しているとは
思わなくなると思うのです。

 

とはいっても、
他の人が今まで通りで
自分が人一倍働いていたら
面白くない気持ちも分かります。

 

そんな方には、
こんな言葉を送ります。

 

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。

責任を持って果たさなければならない使命なのです。

決して忘れることなきように。

 

 

・・・そうです。

 

鬼滅の刃 劇場版無限列車編で
煉獄杏寿郎に母親が残した言葉です。

 

観ていない人には
なんの説得力もない話ですが・・・

 

組織の成果は、
メンバーの低いところで
決まります。

 

だとするならば、
メンバーの低いところを
引き上げない限り、
組織の成果はそれ以上
上がることはないのです。

 

あとは、自分の選択です。

 

組織として成果を上げたければ、
自分の選択でやればよいのです。

 

自分でやると決めたら
他人は関係ないと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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