人の問題を簡単に解決しようとしすぎている

東京オリンピック・パラリンピック
の開催まで2ヶ月を切りました。

 

準備が進んでいるようです。

 

私が気になっているのは、
医療体制です。

 

別に専門家ではないので、
医療体制が良いか?悪いか?
分かりません。

 

分かりませんが、
そんなに簡単に体制が整うのか?
と思うのです。

 

と言うのも、
医師は1日最大230人、
看護師は1日最大310人の規模
を想定しているそうです。

 

現状の医療体制に
負荷がかからないように
医師については
スポーツドクターを主体とし、

 

看護師については
現在業務から離れており、
本格的に復帰する予定のない
潜在看護師の方を活用するそうです。

 

そんな話を聞くと
私はこんな風に思うわけです。

 

現在業務から離れており、
本格的に復帰する予定のない
潜在看護師の方々で体制が整うか?
と・・・

 

それは、
一人ひとりの能力の問題ではなくて、
チームで動くには、
それなりに時間がかかるのです。

 

能力のある人を集めたからと言って
すぐにチームが機能するわけではない
と言いたいのです。

 

本当に、
人の問題を簡単に解決しようと
しすぎています!

 

これは、職場でも
よく起こっていることです。

 

経験者の方を採用して
すぐに現場で活躍してもらおうと
するのですが、上手くいかない
という話です。

 

では、活躍してもらうために
どうしたらよいのか?というと・・・

 

いつもブログに書いている
「人」×「しくみ」×「関係性」です。

 

つまり、
まずは、その「人」の強みを
把握するということです。

 

どのようは知識やスキルを
持っているのか?を知ることです。

 

次に、共通の目標を持つことです。

 

組織として機能する時に
必要なのは「目標」です。

 

人と人は違うので、
共通の「目標」がなければ、
みんな、自分が良かれと思ったことを
やります。

 

それぞれが良かれと
思っていることは違うので、
結果、やることはバラバラになります。

 

だから、共通の「目標」が
必要になります。

 

共通の「目標」が決まって、
知識やスキルを持った「人」がいれば、
「役割」が決まります。

 

ここが大事で、
そもそも、「目標」を決めて、
「人」の強みを把握しないと、
効果的な「役割」は決められません。

 

だから、
この順番で考えることが必要です。

 

「目標」と「役割」が決まったら、
その「目標」に向かっているのですが、
最初はバラバラだから、
コミュニケーションが必要です。

 

つまり、「関係性」が大事なります。

 

このようにして、
初めて、チームが機能します。

 

それは、なんとなくは
できないのです。

 

チームが機能するのに
マネジメントする必要があります。

 

それは、
災害時のボランティアでも
経験しているのではないか?
と思います。

 

しかし、
人が集まれば、
何とかなると思っている・・・

 

いやいや、なりませんから・・・

 

こういうことは、
偉い人ほど、わかっていません。

 

IOCバッハ会長も
医療スタッフを追加支援を表明し、
橋本会長も
「ありがたくお受けしたい」
と言ったそうです。

 

「人」の多様性が広がれば
よりマネジメントの難易度は上がります。

 

そんな簡単な問題ではないのです。

 

本当に、人の問題を簡単に解決しようと
しすぎています!

 

で、
現場が何とかしている
という感じだと思います。

 

本当に現場の方には頭が下がります。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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