トップダウンか?ボトムアップか?

先日、ネットで
こんな記事を見つけました。

 

「答えなき葛藤つづく」
スマホもSNSもOK
Jリーガー26人輩出の興国高校、
型破りな指導法
https://creators.yahoo.co.jp/kaminumayuki/0200143937

 

興国高校の内野監督は、
トップダウンの指導方法に
限界を感じて、
ボトムアップの指導を取り入れながら
成果を上げています。

 

内野監督自身は、
高校時代にサッカーをやっていて、
厳しいトップダウンの指導を
受けていたそうです。

 

試合前に監督が決めた
行動パターンが1番~6番あって、
試合中はその番号通りに動くことを
求められていたそうです。

 

自分で判断してプレーをしたら、
無茶苦茶、怒られたそうです。

 

しかし、指導者になってから、
トップダウンの指導に限界を感じ、
ボトムアップの指導も取り入れる
ようになったそうです。

 

内野監督のいうボトムアップとは、

自己主張しながらも、
他者の自己主張を受け入れること。

話し合いを通じて、
いろんな物事をつくっていくこと。

だそうです。

 

選手自身が
練習メニューや出場メンバーも
決めるそうです。

 

出場メンバーまで決めるのは
スゴイですね!

 

内野監督が言っていることで
共感するのは・・・

ボトムアップだけでも
本当に強い集団にはなれない

ということです。

 

トップダウンがダメなら、
すぐにボトムアップにしようと
するのですが、
それではうまく行かないのです。

 

なぜなら、
トップダウンか?
ボトムアップか?の
二者択一の問題ではないのです。

 

内野監督が

ある程度、方向性を決めたら、
あとは、ボトムアップに切り替える
のが良いことが分かってきた!

と言っている通り、
トップダウンとボトムアップの
融合が大切なのです。

 

だから、
ボトムアップでいくにしても
方向性はトップが示す必要があります。

 

そうなると、どこまで、
トップが方向性を示すべきか?
が問題になります。

 

つまり、
トップダウンとボトムアップの境目
で摩擦が起きます。

 

任せてもらっているはずなのに
口出しをされたり、
判断を仰いでも
判断してくれなかったり・・・

 

その境目は、
キレイに引けることはなくて、
試行錯誤を繰り返しながら
その境目をつくっていくしか
ありません。

 

境目ができるまでは、
ある程度の混乱は仕方がない
のだと思います。

 

最初から上手くはいかないのです。

 

そして、それが、
いつもブログで書いている
「タックマンモデル」の「嵐」です。

 

「タックマンモデル」は
成果が上がるプロセスを
4つの段階に分けたものです。

 

 

①形成

②嵐

③秩序

④成果

 

この4つがUの字に並んでいて、
一番下が②「嵐」です。

 

成果は右肩上がりで上がるのではなく
いったん「谷」を下ります。

 

その「谷」に下る状態が、
②「嵐」です。

 

その「嵐」をくくり抜けた後に
「秩序」が生まれ、
「成果」が得られます。

 

トップダウンとボトムアップの境目
ができるまでは「混乱」しますが、
境目(「秩序」)ができれば、
あとは、「成果」が上がります。

 

その「混乱」を避けていては、
いつまでも組織は変われません。

 

トップダウンか?ボトムアップか?

 

「混乱」の先にあるものを信じて
チャレンジすることによって
「成果」が手に入るのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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