先日、友達の娘さんが
濃厚接触者になってしまった
と連絡がありました。
小学校の遠足の移動のバスで
感染していた先生の隣に
座っていたそうです。
先週、うちに遊びに来ていたので
心配して連絡をくれました。
その後、陰性だと判明したとの
連絡をもらいました。
よかったね!と言ったのですが、
どうも何か言いたそうだったので
話を聞いてみました。
すると、
小学校のほうから、
今回の感染の件を内緒にして欲しい
と頼まれたということです。
もともと、そんなに
おおごとにするつもりもなかった
そうなんですが、
そう言われると、
不信感が湧いてきます。
そこで、
ネットを調べてみると
教育委員会の発表では、
今回は濃厚接触者ななし!
という報告になっていた
そうなんです。
明らかに、嘘の情報です。
現にその娘さんは濃厚接触者とされて、
陰性が判明した後も、
学校に行けず、
両親も会社に行けず、
自宅待機になっています。
別に感染者が出たことは
仕方がないことだと思うのです。
しかし、それを隠そうとすることが
問題だと思うのです。
しかも、すぐにバレる嘘をつく・・・
嘘をついてでも
問題を大きくしたくないという
意図を感じます。
これって、
今回だけではないと思うのです。
同じような問題が起こったら
また嘘をついて、
問題を収めようとするはずです。
だから、
いじめがあっても、
その事実を認めないなんてことが
世の中で起こっているのです。
これは「パターン」です。
「パターン」ということは、
個別の先生の問題ではなく、
構造的な問題です。
これは、
いつもお話している
「氷山モデル」です。
【氷山モデル】
「できごと」
何が起こったのか?
=============
「パターン」
どんなパターンなのか?
繰り返し起こっていることが何か?
=============
「構造」
どのようなしくみになっているのか?
どんなメカニズムになっているのか?
=============
「メンタルモデル」
どんな思い込みがあるのか?
何がそうさせているのか?
そう考えると、
先生が嘘をついて隠せると思う
メカニズムはどうなっているのか?
ということです。
それは、
子供を学校に預けているので
親は学校の言うことをきかざるを
得なくなっているということです。
例えば、
学校から内緒にして欲しい
と言われて、
それを断った場合、
子供が学校で不利な扱いを
受けるかもしれません。
嘘をつくような学校です。
学校の言うことをきかなった
その子供に対して
不利な扱いをするなんて
十分に考えられます。
だから、
親としては、
学校(先生)からのお願いに
面と向かって断ることができません。
結果として、
学校(先生)がお願いしたことは
受け入れられることになります。
これが、
「メンタルモデル」になります。
学校(先生)としては、
親にお願いすれば、
何でも言うことをきいてくれる。
学校(先生)を守るために、
親は学校に協力すべきだ!
という「思い込み」を生みます。
今回の件を
「氷山モデル」に当てはめると
このようになります。
この「構造」によって、
親が学校(先生)の言うことを
きいてしまうと、
この「構造」が強化されます。
おそらく、
今までも、そうやって、
「構造」が強化されてきたのです。
だから、
恥ずかし気もなく
親に内緒にして欲しいなんて
すぐにばれる嘘を頼めるのです。
残念ながら、
この「構造」を変えるのは
簡単ではありません。
でも、変えるとしたら
昨日のブログでご紹介した
「社会構成主義」的なアプローチしか
ありまぜん。
社会構成主義って何ですか?
誰が悪いは別にして
どうなっていたら良いのか?
お互いに話し合うということです。
ちなみに、今回、友人が
先生の体調を電話で見舞ったところ、
「問題ありません!」と
強い口調で言われたそうです・・・
まずは、今回のことが
問題だという認識を持つことが
問題解決のスタートになります。
そもそも、
自分の問題だと思っていなければ
その問題が解決しません。
おそらく、世の中には
これが問題だと思っている先生も
たくさんいると思うのです。
そういう先生がたに
この「構造」を変えるように
期待したいと思います。
子供には嘘をつくな!
と言っておきながら、
大人が嘘をつくのは
一貫性がありませんから・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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