やると言っているのにやらない理由

先日、お客様の社長さんから
こんな相談をいただきました。

 

部下と面談をしていて
部下がやると言っているのに
いつもやらないのですが、
どうしたらよいですか?

 

私が作った面談シートで
毎月、面談をしているそうです。

 

面談をすることで、
課題も明確になり、やると言ったのに
翌月、面談をすると
やると言ったことが進んでいない
ということのようです。

 

いつもブログに書いているように
人ができるようになるには、
5つのステップがあります。

 

知らない

知っている

やってみる

わかる

できる

している

 

このように考えると、
やると言っているのにやらない
理由は2つあります。

 

1つ目は、
「やり方」を知らないということです。

 

5つのステップでいうと
「知らない」→「知っている」
のところです。

 

そもそも、
「やり方」を知らないと
やろうと思っても、
何からやればよいのか?わかりません。

 

できる人は
意識していないかもしれませんが、
ほとんどの仕事は
小さなことの積み重ねです。

 

マニュアルを作るとわかりますが、
仕事にはステップがあります。

 

そのステップをクリアすれば、
ほとんどの仕事ができます。

 

「やり方」というのはステップです。

 

だから、
「やり方」を知らない場合は、
ステップを教えてあげることが必要です。

 

次に、
やると言っているのにやらない
2つ目の理由は・・・

 

やろうとしないということです。

 

5つのステップでいうと
「知っている」→「やってみる」
のところです。

 

やろうとしないのは、
「やる気の問題だ!」と言われるかも
しれません。

 

たしかに、やる気の問題ですが、
そもそも、やる気がしない理由を
解決する必要があります。

 

どうして、やろうとしないのか?

 

それは、
「やり方」を教えてもらっても、
やっている自分をイメージできないのです。

 

人はイメージできないと
行動ができません。

 

イメージできないとすると、

 

それは・・・

 

「やり方」として教えた
ステップが大きすぎるのです。

 

人と人は違います。

 

同じステップを教えても
イメージできる人と
イメージできない人がいます。

 

ここで、
「こんなこともイメージできないの?」
と言ってしまったら、おしまいです。

 

イメージできないことが、
悪いことになってしまうからです。

 

人と人は違います。

 

自分と違っていることは
悪いことはありません。

 

ただ、違いがあるだけです。

 

だから、イメージできるように
ステップを小さくすればよいのです。

 

つまり、
目標面談で目標を設定する時に、
相手の様子を見ながら、
イメージできるレベルの目標を
立てることが重要になります。

 

「そんなレベルの目標でもいいの?」
と思われるかもしれませんが、
結局、高すぎる目標を立てても
できないのです。

 

それであれば、
「そんなレベル」でもいいから、
できるようになってもらって、
前に進んだ方が良いのです。

 

人はやりながらでないと
学べません。

 

だから、まずは、
行動してもらうことが最優先です。

 

以上をまとめると・・・

 

部下がやると言っているのに
やらないという場合には

 

①「やり方」を知っているのか?

 

②その「やり方」をイメージできるのか?

 

この2つを確認してみて下さい。

 

どうでしょうか?

 

部下がやると言っているのに
やらないという場合の
「やり方」がイメージできましたか?

 

人はイメージできないと
行動ができませんからね!(笑)

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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