暴力は正当化されるのか?

米アカデミー賞の授賞式で、
俳優のウィル・スミスさんが
コメディアンの
クリス・ロックさんの顔を
壇上で平手打ちしたことが
ニュースになっています。

 

ウィル・スミスさん平手打ち“騒動”

 

授賞式でクリス・ロックさんが
脱毛症に悩むスミスさんの奥さんの髪形を
からかうような冗談を口にしました。

 

それに対して、
スミスさんがステージに上がり
クリス・ロックさんに平手をしました。

 

これに関しては、
賛否両論があるようです。

 

いかなる理由でも暴力はいけない!

 

家族を守るためによくやった!

 

双方の立場から、
コメントが出ています。

 

これの良い悪いを判断するのは
難しいです。

 

というのは、
何を基準に良い悪いを判断するのか?
が人によって違うからです。

 

平手打ちをした後の表彰式で
ウィル・スミスさんはこう言いました。

 

「家族を守らなければならない」

 

ウィル・スミス涙のアカデミースピーチ

 

この言葉には共感しました。

 

人として見ると
ウィル・スミスさんは
間違っていないように思います。

 

たしかに、
いかなる理由であっても
暴力は認められないというのも
正論として理解はできます。

 

しかし、人は感情の動物です。

 

いつも、そんなに
上手くに立ち振る舞えません。

 

時には、
暴力に訴えたくもなります。

 

では、暴力を肯定するのか?
というと、それも違っていて、
やはり、暴力は認められません。

 

結局、何を大事にするか?
だと思うのです。

 

われわれは、通常、
秩序の中に生きています。

 

秩序の中にいると
生産性が上がります。

 

外を歩いたり、人と話す時に
襲われたりする心配を
しなければいけないとするなら、
防具を身に付けたり、
ボディガードを付けないと
いけなくなります。

 

これは、明らかに
生産性が下がります。

 

秩序があるというのは、
お互いにメリットです。

 

この秩序の中にいる限りは、
お互いに秩序を守らないといけません。

 

言葉も暴力になりえますから、
クリス・ロックさんが
先に秩序を破ったとも言えます。

 

しかし、
ウィル・スミスさんには、
暴力に訴える以外の選択肢がありました。

 

ウィル・スミスさんは、
あそこで、平手打ちをしないで、
クリス・ロックさんに
発言の撤回と謝罪を要求することも
できました。

 

秩序の中でいうと
ウィル・スミスさんに非があると
思います。

 

だから、暴力は正当化されない
と思います。

 

ただ、
自らの尊厳を失っても
秩序を守るべきなのか?の判断は
あると思っています。

 

これは、本当に難しいです。

 

頭では秩序が大事だと
わかっていも
心が納得しない時があるのです。

 

結局、人は、常に、
合理的には行動しないということです。

 

だから、合理的に考えていては
全ての問題に対処できないのだと
思います。

 

頭の中では、
ウクライナのことがあって
書いていたので、
本当に難しいテーマでした。

 

歯切れの悪い終わり方ですが、
今日はここまでにしたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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