先日、チームビルディングの
仲間の勉強会で、
「学習」について学びました。
「学習」については、
自分が成長することも大事だし、
お客様に成長してもらうことも
大事です。
今回、学んだ本は
「成人発達理論による能力の成長」です。
いままでも、何度か、
ブログでも紹介している本です。
論点はいくつかあるのですが、
今回、紹介したいのは、
「学習」を続けるために大事なことです。
前回のブログでも
継続が大事ということを書きました。
そんなことは
わかりきっているのですが、
どうして継続できないのでしょうか?
それは・・・
うまく行かないからだと思います。
うまく行かないと言っても、
全然できない訳ではなくて、
できたり、できなかったりして
成長を感じられなくなって
あきらめてしまう
ということだと思います。
これについて、
成人発達理論では、
このように説明しています。
私たちの能力は、
置かれている状況や
取り組む課題に応じて、
ダイナミックに変動するものである。
つまり、能力というのは、
一定に発揮できるものではない
ということです。
状況や課題によって、
能力は変動するということです。
だから、
できたり、できなかったり
するのは当たり前だ
ということです。
元も子もない話ですが、
いろいろな状況の中で
いろいろな解題を解決しながら
成功と失敗を繰り返すことで
能力が発達していくのです。
あまりにも
当たり前な話だと思います。
こんな話、わざわざ、
ブログに書く必要がない
と思われるかも知れません。
大事なのは、ここからで、
この「できたり、できなかったりする」
理由には、2種類あります。
1つは「変動性」です。
これは、今まで話してきている話で
状況や課題に左右される
ということです。
これは、いろいろな経験をすることで
克服できます。
能力がついてくれば、
やがて、できるようになります。
もう1つは「ノイズ」です。
これは偶発的な要素です。
自分では
コントロールできないものです。
たとえば、戦争だったり、
災害だったり、コロナだったり、
天候だったり、
相手の感情であったり・・・
世の中には、
自分にはコントロールできないもの
がたくさんあります。
そして、自分には
コントロールできないものが、
できる、できないに
大きな影響を及ぼします。
これも、当たり前のことかも
しれません。
しかし、だとしたら、
今回できなくても、
次回できるかもしれません。
できなかったとしても
落ち込む必要はないのです。
だって、できなかったのは、
「ノイズ」のせいだったわけですから・・・
できなかった時に
振り返りをするのは大事ですが、
そのときに「ノイズ」は排除する
必要があるのです。
だって、
自分がコントロールできないことを
反省しても仕方がないじゃないですか!
反省すべきは「変動性」であって
「ノイズ」ではないということです。
正直、「変動性」と「ノイズ」を
どうやって切り分けるのか?
という問題があると思います。
ただ、大事なのは、
「変動性」と「ノイズ」を
切り分けることではなく、
「ノイズ」というものがあることを
知っておくことです。
知っておくことで、
必要以上に落ち込むことなく、
やり続けることができるのではないか?
と思うのです。
結局、できるまで
やり続けるしかないのですが、
根性論としてではなく、
理論として知っておくことが
あきらめずにやり続ける動機付けに
大事なことだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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