仕事のスピードを指導してはいけない

先日、お客様の管理職の方から
部下の仕事のスピードのことで
相談を受けました。

 

どうやら、
部下の仕事のスピードが遅いのを
早くしたいということでした。

 

部下の仕事を見ていると
段取りが悪くて、
いちいち注意しないと、
効率が上がらないのだそうです。

 

なるほど・・・

 

でも、ずっと部下の仕事を
見ていないといけないのであれば、
それこそ、上司自身の仕事の
スピードも落ちてそうなものです。

 

それについてお話を聞くと、
だからこそ、相談したいのです。
ということです。

 

どうしたらよいのか?
相談を受けたので、
こんな風にアドバイスをしました。

 

仕事のスピードを指導しないで下さい!

 

仕事のスピードって
コントロールできないのです。

 

もっと早くと言われても
動きを早くすればいいわけではないので
何をどうしたら早くなるのか?
分からないのです。

 

では、仕事のスピードは
早くならないのか?というと
そんなことはありません。

 

早くすることができます。

 

では、どうしたらよいのか?
というと・・・

 

仕事の期限を早めればいいのです。

 

例えば、
今まで3時間でやっていた仕事を
2時間でやるとなると、
結果として早くなります。

 

いつまでにやろう!と思うと、
自分でやり方を工夫するようになります。

 

いつまでも時間があると思うから
いくらでも時間をかけるのです。

 

当たり前のことなんですが、
ゴールがあれば、ゴールに向かいます。

 

ゴールがないと
そもそも、工夫が生まれません。

 

ゴールを決めて、自分なりに考えて
やることが大事なのです。

 

上司から早いやり方を教わっても
上司と同じタイプの人ならできますが、
ほとんどの部下は、上司とは違うので
上司のようにできません。

 

上司のようにできないと
自分はダメな人間なんだと思い込んで
この仕事は向いていないとか
言い出します。

 

その先にあるのは「退職」です。

 

人と人は違うので、
上司は自分のやり方ではなく、
部下の強みを活かしたやり方を
指導する必要があります。

 

すると、
部下はどう思うか?というと、
上司は自分のことを見てくれている
と思います。

 

自分のことを見ていないと
強みなんてわからないからです。

 

すると、
上司に対する信頼が生まれ
この上司が言うのであれば、
その通りやってみようと思います。

 

強みを生かせば、
成果は生まれやすいので、
成果が出ます。

 

成果が出ると、ますます、
上司に対する信頼感が上がります。

 

結局、やり方を指導するのではなく、
ゴールを決めて、
それをクリアするために
何が必要なのか?を考えさせることが
部下の成長につながります。

 

そして、成長を感じれば、
この職場にいたいと思うので、
結果として、社員が辞めなくなります。

 

この辞めなくなる考え方は、
いつもブログに書いている
SSR理論にもとづいて考えています。

 

これをどうやって考えるのか?
というセミナーを開催します。

 

ブログで伝えるには限界があって、
是非、ZOOMですけれども、
直接お伝えすることで、
より理解が深まると思います。

 

興味のある方は
是非、参加して下さい。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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