思い付きで動いてもうまくいかない

ネットを見ていたら
こんな記事を見つけました。

 

「起業家精神」教育、小中高で強化
https://news.yahoo.co.jp/articles/521fca5c2c78732c6e9ba1456295cb59ce396594

 

政府が
スタートアップ(新興企業)を
育成するための「5か年計画」を
立ち上げたそうです。

 

その中で、
起業した学生などによる
小中高生向けのセミナーや
出前講座の実施を支援したり、

 

理数分野で高い能力を
持つ小中高生には、
大学で行われる起業家精神教育
に参加できるようにするようです。

 

なんか、
やれやれという感じです。

 

政府が、
スターアップを育成したいのは、
理解できます。

 

しかし、
それを学校でやっても
うまく行かないと思います。

 

なぜなら、
学校の教育が起業家を育成する
ようになっていないからです。

 

そもそも、起業家というのは、
自分でやりたいことをするから、
起業をするのです。

 

世の中に自分を受け入れている
場所がないから自分で作るのです。

 

この記事によると
文部省が2014年から2020年に行った
起業家育成プログラムの参加者は
4万5千人で、そこから起業したのは、
135件だそうです。

 

そりゃ、難しいと思います。

 

スタートアップを
本当に増やそうと思ったら、
学校で教えてくれないことを
やる必要があります。

 

なぜなら、
世の中でやっていることの逆をやるから
スタートアップだからです。

 

学校が自己否定しない限り、
スタートアップの魅力を
伝えられません。

 

私のテスラ仲間の
ポリッシュガレージのハルさんが
動画にしてくれた
イーロンマスクのスピーチの中で
イーロンは起業について
こんなことを言っています。

 

あなたが起業したいのであれば
がむしゃらに働く必要があります。

起きている間中はずっと働く

特に起業するつもりの人には
このことを言っておきたいです。

 

イーロンマスク伝説のスピーチ
https://youtu.be/ahDd89hYyws

 

こんなことを学校で
言えるわけがないのです。

 

「起業家精神」を教育しよう
とする時点で上手く行かないのです。

 

「起業家精神」は、
世の中に対する不満や絶望から
生まれてくるものだと思います。

 

世の中を変える!という情熱が
「起業家精神」です。

 

その「情熱」があるから
寝る間も惜しんで働くのです。

 

育てるのであれば
「情熱」を育てる必要があります。

 

その「情熱」を学校で育てられるのか?

 

なんか、見事に逆のような
気がしてなりません。

 

学校の勉強や生活に
不満や絶望を抱いている人こそが、
そんな「情熱」を持っているのだと思います。

 

構造的にズレています。

 

学校が悪いわけじゃありません。

 

何から何まで、
学校に求めるのは酷だと思います。

 

では、なぜ、小中高で
「起業家精神」を育てよう!
なんて話が出てくるのか?

 

冒頭の記事の最後に
こんなことが書かれています。

 

岸田首相は4月上旬、
新興企業経営者らと
車座で意見交換を行った際、
「イノベーション(技術革新)こそ
成長のエンジンだと確信している。
その担い手こそスタートアップだ」と語り、
育成支援を強化する方針を表明している。

 

この流れだからすると、
おそらく、思い付きだと思います。

 

直感で動くことも大事です。

 

直感で動いて
うまく行くこともあります。

 

だから、思い付きで動くことは
否定しませんが、
構造的にズレている問題は
どこまで行ってもうまくいきません。

 

思い付きで動くときは、
構造的な問題がないのか?
考えてみることが大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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