許してもらえないと始まらない

ネットの記事を見ていたら、
コロナ禍で夫婦間で
家事と育児の分担が問題になって
いるようです。

 

コロナ禍で再燃「家事・育児分担論争」
夫婦間の不公平感や感情のすれ違い、
解消の糸口は?

 

 

この中で面白いと思ったのは、
やるべき家事や育児の種類を
可視化するため、
夫婦でお互いに思いつくものを
書き出してみた!
というエピソードです。

 

その結果は・・・

 

妻が200種類で、
夫が10種類だったそうです。

 

夫は「掃除」と書いたのに対して、
妻は「洗濯機のホコリ取り」
「お風呂の排水溝の髪の毛を取る」
「洗剤の補充」など
細かく書かれていたそうです。

 

結局、やったことがないと
細かくイメージできないのです。

 

つまり、できるかどうか?は、
どれだけ細かくイメージできるか?
で分かります。

 

本人ができると言っていても
より細かく聞いていくと、
答えがだんだん曖昧になっていきます。

 

これが、
「わかる」と「できる」の差です。

 

できるようにするためには、
できるだけ細かく伝えることが
必要です。

 

ただ、細かくすればするほど、
言われた通りできなくなります。

 

なぜなら、
それぞれ感覚が違うからです。

 

人と人は違うので、
どこまでやっても
同じようにできません。

 

同じようにやるように
求められても、
完璧に同じようにはできません。

 

じゃあ、どうすればいいか?
というと…

 

まずは、
大雑把でもやってみて
徐々によい状態に近づけていくしか
ないのです。

 

例えば、
「ごみを捨てる」のだって、
ゴミ袋を持ってゴミ捨て場に
持って行ったところで、
それはゴミ捨ての一部にすぎません。

 

ゴミをゴミ袋に入れるまでに
いくつもプロセスがあります。

 

分別はどう分けるのか?
家のゴミ箱はどこにあるのか?
ゴミ袋は何を使うのか?
何曜日に捨てればよいのか?

 

一気に覚えられません。

 

だから、1個ずつでしか
できるようにならないのです。

 

そういう意味で、
まずは、手伝うところから
始めるしかないのです。

 

そんなことをいうと、
そもそも
「手伝う」って感覚がおかしい
と言われます。

 

あっ!
これ、どこがおかしいのか?
わからない人は、
相当、ヤバいですよ!

 

手伝うというのは、
相手の仕事であることが前提です。

 

そうではなくて
家事は、家族みんなの仕事であり、
つまり、自分の仕事なんです。

 

だから、間違っても、
「手伝おうか?」と言っては
ダメです。

 

ただ、そう言わないと、
何をやったらよいのか?
分からないのです。

 

そこは、
許してもらえないと始まらないのです。

 

できるようになるには
プロセスがあります。

 

最初から完璧を求めて、
できていないことを言われると
やる気がなくなります。

 

できていなくても
できていることを見つけて
それを認めて、
徐々にレベルを上げていくこで
できるようになるのです。

 

なんでそこまでしなきゃ
いけないの?
と言わるかもしれません。

 

しかし、
できないものが
急にできるようになることは
ないのです。

 

そういう意味で、
繰り返しになりますが、
許してもらえないと始まらないのです。

 

これ、人に仕事を任せる上で
大事なことなんです。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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