それでも、直感を信じますか?

昨日のブログで
思い付きで動いてもうまくいかない
ということを書きました。

 

しかし、世の中では、
直感が正しい!という話をしたり、
聞いたりすることが多いと思います。

 

私も直感を大事にしています。

 

だったら、
直感で動いたってイイじゃないか!
と思われるかもしれません。

 

しかし、問題なのは、
直感は100%当たるのか?
という話です。

 

この直感と言うのは、
いつもブログに書いている
「行動経済学」の
システム1とシステム2の話です。

 

最近書いていなかったので、
復習として書いてみたいと思います。

 

人には二種類の思考があります。
「早い思考」と「遅い思考」です。

 

行動経済学では
「早い思考」を「システム1」
「遅い思考」を「システム2」
と呼んでいます。

 

通常、人は「システム1」で
思考しています。

 

つまり、直感です。

 

よーく考える場合に
「システム2」に切り替わります。

 

説明しても、
イメージしづらいと思うので、
「システム1」と「システム2」を
体験していただきたいと思います。

 

次の問題を考えてみてください。

 

バットとボールは合わせて1100円です。
バットはボールより1000円高いです。
ボールはいくらでしょう?

 

100円?

 

そうだと思った方・・・

 

「システム1」で回答しています。

 

ボールが100円なら
バットはボールより1000円高いので
1100円となります。

 

バットが1100円なら
バットとボールの合計金額は
1200円になってしまいます。

 

バットとボールは合わせて1100円です。

 

だから、
ボールは100円ではありません。

 

パッと思いついた答えが
必ずしも正しくないという証明です。

 

正解は50円です。

 

計算式で示します。

 

ボールをX円とすると、
バットは(X+1000)円となります。

 

だから
X+(X+1000)=1100円
2X+1000=1100
2X=100
X=50

 

ボールが50円で
バットが1050円という訳です。

 

50円と答えた人は
「システム2」を使っていた
のだと思います。

 

人の脳は常に楽をしようとします。

 

この問題は、
ノーベル経済学賞と受賞した
ダニエル・カーネマンの著書
ファスト&スローに書かれている例題です。

 

私のブログで何度か取り上げています。

 

いずれにしても
直感が常に正しくないことは
お判りいただけたと思います。

 

では、実際に、
直感の正解率は何パーセントだと
思いますか?

 

70%だそうです。

 

詳しくは、私のチービルディングの
師匠の石見さんが解説しているので、
コチラの動画をご覧ください。

 

『なぜ直感で経営判断をしてはいけないのか』

 

なんか、最近、動画ネタが多いですね!

 

たぶん、私がYouTubeばかり見ている
からだと思います。

 

これはこれ問題なんですが・・・

 

この問題は、おいておいて、
正解率70%って、どう思いますか?

 

常に、直感に頼ってもよい
確率だと思いますか?

 

10回に3回は、判断を間違える
ということです。

 

自分だけなら良いですが、
経営者として10回に3回も判断を間違えると
社員さんやお客さんは
ついてきてもらえなくなってしまう
のではないか?と思うのです。

 

だからこそ、
直感は直感として大事にしつつ
本当にそれでいいのか?ということを
慎重に判断する必要があるのです。

 

とはいえ、
判断が100%正しいことはないので、
決断したら、成果が出るまで
やり続けるしかないのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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