昨日、ある会社のお話を
お聞きしたところ、
毎月、ハト麦茶が箱で届くのだそうです。
社員さんの話によると、
社長が飲むために
注文しているのだそうです。
しかし、
社長が不在がちなことが多く
ハト麦茶の箱が積みあがっていく
のだそうです。
そのことについて
社長さんにお話したところ、
社長さんとしては
みんなで飲んで欲しいと思って
買っているとのことでした。
何か健康によい
ハト麦茶だそうです。
そこで、社員さんに
そのハト麦茶を飲んだことが
ありますか?と聞いてみました。
すると、
一度も飲んだこともないそうです。
社長さんの想いもむなしく
山のように積みあがっていく・・・
なんと、悲しいハト麦茶
こういうことが
他の会社でもあるのではないでしょうか?
社長さんがよかれと思って
やっているのに、想いが届かない・・・
この会社の社長さん曰く、
自己満足でやっているからいいんです!
とおっしゃっていました。
それならよいのですが、
せっかく買ってあげているのに
誰も感謝しない!
なんて思うようになると危険です。
なぜかというと、
本人が思っていないのに
感謝しなさい!というのは、
感謝の強要になるからです。
念のため言っておくと
私は周りの人から何かしてもらったら
感謝をします。
それは・・・
私のことを気にかけていただいた
ことに対して、ありがたいという
気持ちがわいてくるからです。
だからといって
ありがたい気持ちがわいてこない人に
感謝を強要するか?というと
私はしません。
強要された感謝に価値はありません。
そもそも、
人はコントロールできないと
思っています。
人をコントロールしようとする人は
相手をモノだと思っているのです。
そんなことを言うと
人をモノとは思っていない!
と言われるかもしれません。
モノというのは、
物体という意味ではなくて、
便利なモノや
邪魔なモノという意味です。
自分にとって、
思い通りに動いてくれる人は
便利なモノだし、
思い通りに動いてくれない人は
邪魔なモノです。
しかし、
思い通りに動いてくれる人も
思い通りに動いてくれない人も
モノではなく、人です。
厄介なことに
こちらが相手を人として見ているか?
モノとして見ているか?は、
相手に伝わります。
モノだと思われて、
信頼関係が深まるなんてことは
起こりません。
こちらがモノだと思えば、
相手もモノだと思います。
それで人間関係がうまくいく
はずがありません。
お互い、モノだと思って
割切るのも一つの解決策だと思います。
しかし、私の知る限り
そんな風に会社を経営したい
と思っている社長さんはいません。
相手をコントロールしようというのは、
相手に良くなってもらおう!
という思いがあってのことだと思います。
その思いは悪いことだと思いません。
しかし、
相手の意思を確認せず
自分の思い通りにしようとするのであれば、
それは価値観の押し付けにしか
なりません。
押し付けられた方は反発します。
相手に良くなってもらうどころか
相手との関係は悪化します。
それはお互いに不幸だと思います。
悲しいハト麦茶・・・
では、どうしたらよいのか?
というと・・・
お互いにどうなっていたらよいのか?
について話し合って、
その状態を一緒に目指すという
ことです。
それはコントロールと
どう違うのか?というと、
お互いにこうなりたいというものを
目指しているので、
社長の思い通りにしているわけでは
ありません。
結局、人が決めれば他人事!
自分で決めたら自分事!
自分で決めて自分でやる!
という環境を作ることが大事です。
そのためには、相手を信頼して、
コントロールを手放せるか?だと思います。
コントロールを手放すと、
相手は信頼されていると感じて、
自分で判断して動けるようになります。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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