ナンバー２は褒められたい！

最近、管理職の方と
１ON１面談をしていて思うのは、
褒めて欲しい！と思っている
ということです。

特に、ナンバー２の方ほど、
その傾向が強いように思います。

以前、ブログで
「ナンバー２不要論」
について書きました。

「ナンバー２不要論」

ナンバー２不要論

銀河英雄伝説の作者
田中芳樹さんによると・・・

歴史上、覇業に挑んだ英雄に
ナンバー２はいなかったというのです。

日本でいうと、
信長、家康、秀吉・・・

世界でいうと、
ナポレオン、アレクサンドロス、カエサル・・・

なぜか？というと、
ナンバー２というポジションは
難しいからだというのです。

ナンバー２というのは、
どっちつかずのポジションで、
トップの話ばかり聞いていると、
部下からはそっぽを向かれます。

逆に、部下の方を見ていると
トップから不信感を持たれます。

トップと部下の間の
絶妙なバランスを取らない限り、
ナンバー２は、存続しえない
というわけです。

こんな微妙な立場なのに
社長からは厳しく当られます。

社長にしてみれば、
ナンバー２は他の社員とは違います。

それなりの地位を与えているので
自分の100％味方だろうと思っています。

しかし、実際は、
ナンバー２は社長と社員の間の
微妙な位置にいます。

社長は100%味方だと思っているので、
ナンバー２が社長側に立っても
当たり前としか思いません。

また、多少大変だと思っても
ナンバー２にしている時点で
十分に承認していると思っています。

しかし、ナンバー２は
社長と社員の間に立って、
常に損な役回りをさせられている
と思っています。

ナンバー２は孤独なのです。

つまり、
ナンバー２は常に褒められたい
と思っているのです。

だから、
ナンバー２を常に褒めてあげて下さい！
と社長さんにお伝えしました。

すると、社長さんから
こんなことを言われました。

私は誰からも褒められない・・・

お気持ちは分かります。

しかし、
複雑な立場にいる
ナンバー２のことを考えると、
社長よりもナンバー2のほうが大変だと思います。

社長って自分が思っているより
周りは気を遣っているものですよ！

嘘だと思ったら、
周りに聞いてみて下さい。

100%の人が、
「そりゃ、気を遣ってますよ！」って
気を遣って答えると思います。

というわけで、
社長さん、ナンバー2を褒めて下さい！

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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