テクニックを学んでいるから本質が分からない

ネットを見ていたら
こんな記事を見つけました。

 

分数の1/2と1/3では、どちらが大きい?
小5の正答率は49.7%
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/022900374/

 

当然、1/2なんですが、
半分以上の小学5年生が間違える
ということです。

 

1/2+1/3=5/6と計算できても、
分数の1/2と1/3では、どちらが大きい?
という問題は間違えるのだそうです。

 

いったい、何が起こっているのでしょうか?

 

この記事によると、
通分するという手順を覚えていて
計算することはできても、
「概念として1」を理解していない
というのです。

 

「概念として1」とはどういうことか?というと
200円のリンゴを1ととらえて、
3割引きだといくらになるか?
を考えるということです。

 

つまり、指を折って考えるのではなく、
基準として「1」をとらえる理解力が
弱いのだそうです。

 

どうして、こんなことが起こるのか?

 

それは・・・

 

テクニックとして、算数を学んでいて、
数の本質を学んでいないからだと思います。

 

つまり、どうやるのか?を学んで、
どう考えるのか?を学んでいないからです。

 

これは、
マネジメントで同じことが起こっている
ように思います。

 

目標設定能力とか
業務遂行能力とか
課題解決力とか
コミュニケーション能力とか

 

どんなにマネジメントスキルを学んでも、
「人間」というものが分かっていないと
マネジメントの本質が分からないのだと思います。

 

マネジメントの大家ピータードラッカーは
マネジメントをこう定義しました。

 

マネジメントとは・・
組織を構成する人が、
その人の強みを活かして成果を上げ、
自己を実現し、弱みを無力化するように
組織を運営する方法

 

人と人は違っていて、
人には強みも弱みもあります。

 

ひとそれぞれ、強みも弱みも違うので
よいと思うこと、悪いと思うことも違うし
やりたいと思うやり方も違うし
進めるスピード感も違います。

 

強みを活かせれば、
ものごとに積極的になりますが、
弱みを克服するとなると
時間がかかるし、億劫になります。

 

みんなが自分と同じではないのです。

 

そういうことを分かって
マネジメントをしないと、
単に自分が良いと思ったことを
押し付けることになります。

 

では、どうしたらよいのか?

 

そこで必要なものが、チームの目標です。

 

チームとして共通の目標を目指すから
チームが1つにまとまるのです。

 

ただ、これも人と人は違うので
すぐに共通の目標が決まるわけではありません。

 

最終的には、
チームの目標はリーダーが決めるのですが、
決めるまでのプロセスのなかで、
メンバーがよいと思うこと、
やりたいと思っていることを聴きながら、
共感されるような目標を設定することが大事です。

 

お客様に喜んでもらおう!
働く仲間を大切にしよう!
いい仕事をしよう!
という想いはみんな同じだと思うのです。

 

だとしたら、
手間はかかるかもしれませんが、
お互いの話を聴くことができれば、
共感されるような目標を設定することも
可能だと思うのです。

 

結局、本質を理解して、
丁寧に対話することが大事だと思っていて、
そこを省いてしまうと、
分数の計算はできても、
1/2と1/3では、どちらが大きいか?
がわからない!
なんてことになるのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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