兵庫県尼崎市の稲村市長は、
任期満了の12月11日を待たずに、
12月1日に退任することになりました。
10日前倒して退任するのは、
11月20日の市長選で選ばれる
新市長が12月定例会に向けて
十分な準備ができるように
という配慮と・・・
12月1日までに
新市長が就いてしまうと、
規定により、
就任1日間の新市長に
80万円近い賞与が支払われてしまう
ことを避ける狙いがあるようです。
なかなか考えられた判断だと
思いました。
実はこの稲村市長、
2022年6月に
全市民46万人の個人情報が入った
USBメモリーが紛失した事件で
市長自身の期末賞与(195万円)を
全額カットしたことで話題になった方です。
私もブログで取り上げました。
この当時、ずいぶんワイドショーで
叩かれていた記憶があります。
それにしたって、
期末賞与を全額カットする必要は
ないのではないか?
と当時も思いました。
今回の退任に際しても、
就任1日間だけの新市長に
80万円近い賞与が支払われないように
退任日を決定するなど
深い配慮を感じます。
リスクを避けることができる
優秀な市長さんだと思います。
しかし、残念なことに、
今回の退任のニュースは、
USBを失くした時と比べると、
あまりにひっそりと報道されています。
問題が起きれば
ひどく批判されるのに、
問題を回避しても
ほとんど称賛されません。
残念ながら、
世の中そんなものだと思います。
そういう意味で
問題になっていることばかり
を見ていても
本当のことは見えないのだ
と思います。
必要以上に問題だ!と
騒ぎ立てることで、
優秀なリーダーを失うことに
なるのではないか?
と思います。
問題は問題なんですが、
必要以上に問題にしてしまうと
必ずしも望ましい結果にならない
ということだと思います。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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