サバ缶の品薄と人が育たない理由

ネットのニュースを見ていたら
「サバ缶」が品薄になっているそうです。

 

日本人が「サバ缶」の品薄に苦しむ“本当の理由”
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2a95bde23e184d461295b418c4608793c838333?page=1

 

私は、サバが一番好きなので
このニュースは気になりました。

 

どうして「サバ缶」が品薄なのか?

 

サバ缶の原料不足、
つまり、サバが獲れないからです。

 

その上、最近の「サバ缶」ブームにより、
品薄に拍車がかかることになっているようです。

 

ブームになれば、
サバを欲しがる加工会社が増えます。

 

そうなると、
漁師さんは無理をしてサバを獲ります。

 

ニーズがあるので、
小さくても獲ってしまいます。

 

すると、サバが成長する前に
獲られてしまうので、
サバ缶に向いている大きなサバが
いなくなります。

 

その結果「サバ缶」が品薄になる・・・

 

品薄になれば、
欲しくなるのが人間なので、
ニーズが高くなる。

 

ニーズが高くなると
サバが成長する前に
小さくても獲られてしまう。

 

ますます、サバ缶に適した
大きさのサバが獲れなくなる。

 

このように問題の原因は一つではなく
無限ループのようにぐるぐる回っています。

 

ぐるぐる回っているので、
どこに手を打って良いのか?
わからないというのが
現状だと思います。

 

問題だと分かっていても、
このぐるぐるは止まらない・・・

 

このグルグル回っている動きが
いつもブログに書いている「構造」です。

 

この「構造」を変えない限り、
「サバ缶」の品薄は解消しません。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

それは・・・

 

小さいサバは獲らない仕組みを
作るということだと思います。

 

サバが育つには時間がかかります。

 

大きく育つまで待たないと
「サバ缶」に向いた大きさのサバは
獲れません。

 

小さなサバだけ獲らないようにするには
手間がかかります。

 

しかし、この手間をかけないから
サバが育たないのです。

 

結局、これって、
人を育てるのも同じです。

 

若い人材の人数が減少しています。

 

減少しているので競争がありません。

 

競争がない分、
今の若い人材は育てるの時間が
かかります。

 

競争にさらされてない分、
わがままを言ったり、
我慢ができなかったり、
口だけで行動が伴わなかったり
いろいろ、ツッコミどころはあると
思います。

 

それでも、
人として成長したいと思っていたり
チームに貢献したいと思っています。

 

そこを信じて、
手間と時間をかけて育ててこそ、
会社の力になる人材に育つのだと
思います。

 

人が育たないという
「ぐるぐる」を解決するには、
人を採用し育てる側の
意識を変えるしかありません。

 

結局、サバ缶と同じで、
自分が、
この「ぐるぐる」の一部であることを
自覚するところから、
問題解決が始まるのだと思います。

 

逆にいうと、
自分が「ぐるぐる」の外にいると
思っている限り
この問題は解決しないのです。

 

いつか、特別な日にしか
「サバ缶」が食べられない日が
やってくるのでしょうか・・・

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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