腹落ちするまで話すということ

いつもブログで紹介している
トヨタイムズに
先日紹介した労使協議の続きが
公開されていました。

 

職場の閉そく感を打ち破れ
働き方に多様性を

 

労使の話し合いを
ネットで公開するというのは
トヨタイムズぐらいで、
非常に興味深いので、
今回も取り上げてみました。

 

最初の1分ぐらいのところで
こんな話がありました。

 

本音で話せる職場になったからこそ
壁を感じる

 

変わろうとするときにぶつかる壁
https://youtu.be/XenAKLzQpdQ?t=57

 

本音で話したところで、
やっぱり、上司には遠慮するし、
自分が話したことが受け入れられて
いないと感じる時がある・・・

 

目の前の仕事でいっぱいで
本音で話す時間もない・・・

 

この壁をどうやって乗り越えるのか?
という質問が、組合側から出ました。

 

それに対して、
Toyota Compact Car Companyの
新郷Presidentは、こんな風に回答していました。

 

以前、新興国でビジネスをしていて、
価格競争力がないという理由で、
70万台の受注を失注し、
撤退を余儀なくされる危機を
みんなで共有した時に
会社と従業員が腹落ちすることで、
それを乗り越えるパワーが生まれた。

 

つまり、危機を目の前にすれば、
腹落ちすることで、
壁を乗り越えられるんじゃないか?
ということでした。

 

だから、腹落ちするまで、
本音の会話を続けていくことが大事だ!
という話でした。

 

この話を聴いて、
半分納得で、半分納得できませんでした。

 

というのは、
個人的に、腹落ちって
そんなに簡単にできるものない
と思うからです。

 

多様性を認めれば認めるほど
腹落ちは難しいと思うのです。

 

新郷さんの話も
本当にみんな腹落ちしていたのかなぁ~
と思いました。

 

以前も、ブログで紹介した
「戦略と実行」という本に
次ように書かれています。

 

100%合意ができないにもかかわらず
戦略を実行していくためには、

決まったことは実行するのだ
という潔さ、

制約に対しては反対や抵抗ではなく
創造でのりきるのだという気概、

いってみれば実行の文化が必要だ

 

やると決まった以上は、
中途半端が一番ダメで、
全力でやる必要があります。

 

全力でやらないと、
適切だったのか?適切でなかったのか?
判断できないからです。

 

だから、やると決まったら、
全力でやる!という実行力が大事!
という話です。

 

結局、答えが1つでないので
やってみないと分からないのです。

 

だから、やる決まったら、
やってみよう!となることが
大事ということです。

 

そこには、腹落ちはありません。

 

それこそ、
腹落ちするまで話していたら、
時間だけが過ぎていきます。

 

やると決まったら、
とにかくやってみて、
その結果を振り返るだけだと
思うのです。

 

その振り返りの時に、
本音の会話を続けていくことが
必要なんだと思います。

 

だから、
半分納得で、半分納得できない
というのは、
そういう意味です。

 

そして、
腹落ちはしないんだけど、
あなたがそこまで言うならやりましょう!
となるのが、
リーダーなんだと思います。

 

どんな状況でも
成果を出すために全力を尽くす人に
人はついて行こうと思うのです。

 

だから、
全員が腹落ちしていなくても
成果を出すために、
やると決めることが大事だと
思っています。

 

冒頭の新郷さんの話も、
おそらく、そういうことだと思います。

 

新郷さんが、覚悟を決めたら、
みんながついてきてくれたのだと思います。

 

だから、大事なことは、
腹落ちするまで話すだけではなく、
まず、誰かが、覚悟を決めて、
やると決めてやることだと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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