1ON1面談とOKRはセットで成果が出る

前回のブログで
1ON1面談が機能するためには、
本人がやりたいことを
やってもらうのが一番だと
書きました。

 

しかし、仕事ですから、
何でもかんでも好きなことを
するわけにはいきません。

 

好きなことをやった結果、
会社にとっても
プラスになる必要があります。

 

そうするためには、
社員がやりたいことと
会社が望んでいる方向が
合っている必要があります。

 

しかし、ほとんどの場合、
会社が望んでいる方向と
社員がやりたいことが
つながっていません。

 

有名な話で、
「3人の石切り職人」の話があります。

 

旅人は、ある村を訪れました。

村では、三人の石切職人が、
作業をしています。

何やら、
大きな建物を建築しているようです。

旅人は尋ねました。
「あなた方は、何をしているのですか?」

一人目の男は答えました。
「カネを稼いでいるんだよ」

二人目の男は答えました。
「私は、国一番の石切職人になるために、
技術を磨いているのです」

三人目の男は答えました。
「私は、村人の皆さんの憩いの場所となる、
教会を建築しているのです」

 

三人ともバラバラです。

 

会社でもこういうことが
起こっていると思います。

 

教会を建てることを決めた雇い主は、
三人目の男のように考えている
のだと思います。

 

しかし、他の二人は、
そう考えているのかどうか?
わかりません。

 

他の二人も
三人目の男のように考えて
働いてくれれば、
より素晴らしい教会ができるはずです。

 

では、どうすれば
他の二人も同じように考えて
働くようになるのでしょうか?

 

それは、目の前の仕事と
会社の目的をつなげることです。

 

この会社の目的と
目の前の仕事をつなげるのが、
OKRです。

 

OKRとは、
Objectives and Key Resultsの略称で
目標 と 主要な結果 です。

 

O(目標)というのは、
「目標と目標が達成された状態」のこと

 

KR(主要な結果)というのは、
「目標をどのように達成しつつあるか
モニタリングする基準」のこと

 

OとKRは、会社全体、部門、課、個人
という具合に連鎖しているもので、
個人から辿っていけば、
会社全体の目標につながっています。

 

先ほどの石切り職人の例でいうと、
個人の目標は、
一日10個の石を積むこと
かもしれません。

 

しかし、それは、
建物の壁を作るためにであり、
その壁は、教会を作るためであり、
その教会は村人の憩いの場を
提供するためなのです。

 

OKRを導入することで、
目の前の仕事と
会社全体の目標がつながるのです。

 

ここで、
1ON1面談の話に戻ります。

 

このように
目の前の仕事と
会社全体の目標がつながった状態で
社員さんにやりたいことを考えて
もらって、1ON1面談をしたら、
どうなるでしょうか?

 

たしかに、人によっては、
なかなかつながらない人もいる
かもしれません。

 

しかし、人というものは、
誰かとより大きなものを成し遂げたい
という想いを持っていると
私は思います。

 

運動会や部活動、学園祭、
少年野球、少年サッカー、地元のお祭

 

共通の目標があって、
自分の役割が明確になっていて
目標達成のための話し合いの場があれば、
一体感が生まれます。

 

一体感がないというのは、
このどれかが足りてないために
起こるのだと思います。

 

そういう意味で、
OKRと1ON1面談をセットで行うことが
組織の一体感を生むことになるのです。

 

組織に一体感が生まれると、
人が辞めない組織になって、
人が定着し、人が育ち、
組織が強くなるのだと思います。

 

遠回りに見えるかもしれませんが、
人と組織を同時に伸ばすには、
これしかないと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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